セクシュアリティ

ニセインポ男繁盛記〜ウィリアム・ウィチャリー作『田舎女房』(ヘレン・ミレン@BBC版)

珍しい王政復古喜劇再演の映像を発見したので、本日はそちらのレビュー。 ↑このヘレン・ミレンが出演しているBBCで放送された芝居のDVDコレクション、シェイクスピアやショーなどいろんな劇作家の作品を収録しているのだが、その中の一本としてウィリアム・…

1980年代にオスカー・ワイルドがいたらどうなる?ブリクストンクラブハウス、ボーイ・ジョージ製作のミュージカル『Taboo』

ブリクストンクラブハウスでボーイ・ジョージが製作したミュージカル『Taboo』の再演を見てきた。 クラブの内部。私の席からとった写真なのだが、目の前の花道みたいなところから時々ものすごい勢いで役者が入ってくるので近すぎて若干危険。隣の席の人が手…

『モルフィ公爵夫人』における母の声の使用〜Marion A. Wells, '"Full of Rapture": Maternal Vocality and Melancholy in Webster's Duchess of Malfi'

id:nikubetaさんに頼まれてMarion A. Wells, '"Full of Rapture": Maternal Vocality and Melancholy in Webster's Duchess of Malfi', in Manfred Horstmanshoff, Helen King, Claus ZittelBlood, ed., Sweat and Tears: The Changing Concepts of Physiolo…

Kristina Straub, Sexual Suspects: Eighteenth-Century Players and Sexual Ideology

Kristina Straub, Sexual Suspects: Eighteenth-Century Players and Sexual Ideology (Princeton University Press, 1991)を読んだ。 王政復古〜18世紀あたりの演劇と性の関わりについての基本書。女優を権力者の性的ペットと見なす傾向、ホモフォビア、デ…

ヘテロの男女がゲイカップルと呼ばれていたあの頃〜John Harrington Smith, The Gay Couple in Restoration Comedy(『王政復古喜劇のゲイカップル』)

ナショナルカミングアウトデーでありかつ国際女子の日であるらしい本日はちょっとセクシュアリティについて語る言葉の歴史的変遷について考えてみたかったりしないわけでもないので、John Harrington Smith, The Gay Couple in Restoration Comedy (Harvard …

ハムステッド座『ユダの接吻』〜オスカー・ワイルドを演じるルパート・エヴェレットがすごい

ハムステッド座で『ユダの接吻』(The Judas Kiss)を見てきた。ルパート・エヴェレットがオスカー・ワイルドの役を演じる話題作なので、ロンドン公演のチケットは既に売り切れたらしい。早めに予約しといて良かった… 『ユダの接吻』はデイヴィッド・ヘアの作…

18世紀のエロチラシの束から芝居に関係あるものだけをよりわける簡単なお仕事です〜18世紀の風俗ガイドをみつけた

先週末くらいから大英図書館で18世紀半ばのイギリスで発行されたチラシの束を見ている。私のお目当てはもちろん演劇チラシなのだが、実はこの束のかなりの部分がエロチラシというかどこに行けば娼婦と遊べるかというガイドである。 例えば1770年頃に出た"LIS…