図書館

南カリフォルニア大学訪問〜フィルムスクールなど

さて、ユニヴァーサル・スタジオの後はアネンバーグスクールとフィルムスクールで有名な南カリフォルニア大学を訪問した。 広いキャンパス。 図書館は誰でも入れるのだが、こちらが一般図書館。 研究図書館。 ふつうの図書館と研究図書館のふたつがあるらし…

リトルトーキョー〜図書館が充実!

ちょっと時系列が前後してしまうのだが、実は西海岸に来て二日目の夕方にリトルトーキョーを案内してもらっていた。 入り口のところにやぐらがある。 これは杉原千畝の銅像で、ユダヤ系の方々の寄付で作られたらしい。しかし後ろに資本主義の陰が… やや和テ…

サンマリノ、ハンティントン図書館&美術館

さて、西海岸到着一日目と二日目はサンマリノのハンティントン図書館にて調査。ここはバカみたいに広い庭園の中に図書館と美術館があるというまさにカネの力の権化のような複合文化施設である。 ほとんど図書館で作業していたのだが(実は目当ての本がなんと…

アメリカ議会図書館〜ボブ・ホープ・ギャラリーがおもしろい!

次はアメリカ議会図書館へ。 外観。 内装。 中では独立戦争やら南北戦争関係、またまたネイティヴアメリカン関係などのいろいろな史料を展示しているが、一番面白かったのはボブ・ホープ・ギャラリー。 大衆文化・芸能と政治のかかわりに関するあらゆる資料…

アメリカ国立公文書館〜憲法を見に集うアメリカ国民

セントパトリックスデーのパレードを満喫した後は近くのアメリカ国立公文書館へ。 このリスはベンジャミン・フランクリンのペットだったらしい。 五カ国語がしゃべれるのにリスに無視されるかわいそうなフランクリン。 中ではフランクリンの関係文書の特設展…

何もないのでフォルジャーライブラリーのトイレの写真でも

昨日今日と朝九時から夜五時近くまでお昼ご飯も無しでフォルジャーライブラリーの閲覧室にこもって勉強。調査の成果は滞在の最後のほうでまとめてご紹介するとして、勉強以外はせいぜい地下鉄のドアにはさまれて乗れなかったのと(ドアしめる時に確認してない…

モーガン・ライブラリー訪問

29日の午前中はモーガン・ライブラリーを訪問した。 まずは調査ということで図書館を訪問。 閲覧室内は撮影禁止なので外だけ。 ここで「伝」シドニーファーストフォリオという来歴が超あやしいファーストフォリオを見せてもらった。「伝」というのは、シドニ…

あこがれのニューヨーク公共図書館本館〜期待したほどではなかったがやはり展示はすごい

29日は午後からニューヨーク公共図書館本館でリベンジマッチ。サードフォリオを見せてもらう。 これは最初の日にとった写真。 ライオンちゃん。 とりあえずユーザ登録をして仮カード番号を発行してもらい、これを申請書に記入して奥の稀覯本閲覧室で本を見せ…

ニューヨーク公共図書館パフォーミングアーツ図書館、「プロモーションの誕生〜サイレント映画時代における映画パブリシティの発明」

さて、ニューヨークについて翌日はニューヨーク公共図書館本館でサードフォリオを見せてもらう予定…が、なんか司書さんのミス?で本が29日の日付で請求されていたため翌日出直してくることに(閏年で時空が歪んだのか?)。そういうわけで予定を変更して本館で…

パリ旅行(1)ビブリオテークナショナルフランソワ・ミッテラン図書館に到着!

さて、パリ旅行記をアップしようと思う。早起きして初めてユーロスターに乗るためセント・パンクラス駅に向かったところ、なんと始発の次の便から地下鉄サークルラインがサスペンド。慌てて乗り換えて駅に向かい、出発20分前に到着(本当は30分前までにチェッ…

ロンドン、キューにある国立文書館に行ってきた

今日は初めてキューにある国立文書館に行ってきた。普段刊本ばかり扱っているので一度も行ったことなかった。 文書館の池はキュー植物園の池ほど自然が豊かなわけじゃないと思うのだが、結構白鳥がいる。 今日の主目的はState Papersのマイクロを見ることだ…

デジタルヒューマニティ学科特別講義"Integrated Information Access and Analysis of Japanese Humanities Databases"

今日はデジタルヒューマニティ学科の特別講義、"Integrated Information Access and Analysis of Japanese Humanities Databases"をきいてきた。立命館の前田亮先生が、平安時代のテキストのデジタル可視化と浮世絵データベース作りについて講義するというも…

WAQWAQプロジェクトにのってやっとウィキペディアに記事を投稿しました

id:next49さんが主催していらっしゃるWAQWAQプロジェクト(以前ちょっと書いたけど)の一環ということで、やっとこさ記事をふたつウィキペディアに書きました。ジョン・マーストン作『ソフォニスバ、驚くべき女人』 トマス・デッカー他『欲望の支配、あるいは…

ロンドン女性図書館「お仕事いっぱい安賃金〜女性と仕事の物語」展

夕方から図書館史の全学セミナーがあり、本日の会場である東ロンドンの女性図書館に行ってきた(南ロンドンのフェミニスト図書館とは別物)。 ロンドンメトリポリタン大の施設のひとつなのだが、建物は独立してる。 中はこんな感じ。 "All Work and Low Pay: T…

「WAQWAQプロジェクト:Wikipedia日本語版を充実させる2ヶ月間」がはじまったそうです

id:next49さんが中心になった企画「WAQWAQプロジェクト:Wikipedia日本語版を充実させる2ヶ月間」が開始されたそうです。学生(ポスドク除く)を対象に、ウィキペディアでアカデミックな記事執筆・翻訳・加筆等を行って質を競い、優秀な記事にはアマゾンギフト…

昔の道北日報大公開!!

本日帰京するので、帰る前に昭和27年の道北日報の見出しを大公開! 「紅二点の女学生」 「はびこる性病」 「子女の純潔教育へ 環境浄化にエロ本追放」 この頃から「エロ本」という言葉が使われていたとは… 「馬がマーケツトに殴り込み アメ玉けとばし引揚げ…

エディンバラ旅日記(14)スコットランド国立図書館(禁書展)

さて、この旅は一応調査旅行なのでスコットランド国立図書館にも行ってきた。 …ところが、ここでの調査は全然うまくいかず。しょうがないので展覧会だけ見て帰る。 図書館では禁書展っていうのをやっていたのだが、これは古今東西の検閲された本をテーマにし…

オークランド(1)〜到着日、オークランド市立図書館にて調査

さて、この日のお昼くらいにオークランドに到着。バスで一路オークランド市立中央図書館の貴重書室へ向かう。 オークランド市立中央図書館の一般閲覧室。 ワイヤレスは無料、日本語や中国語の本もあり。いい図書館だった。 なぜかこんなところにもあの人が。…

Truthiness vs. Fact(2)ウィキアリティを事実に近づけるために

えーっ、昨日と一昨日の続きってことで、今日は図書館のレファレンスサービスというものの根底にある理想について私の勝手な妄想を書こうと思う。 それで、まずは『図書館戦争』風に、「図書館の自由に関する宣言」をちょっと引用してみようと思う。 2. すべ…

Truthiness vs. Fact(1)図書館における「事実の調査」について

昨日のエントリが思いの外賛否両論を呼んでしまったので、今日はちょっと昨日頭に血が上っていて(「いつも頭に血が上ってるだろう」という指摘は受け付けませんぞ)書ききれなかったことを補足的に書こうと思う。前半は私が学部時代に学んだことに基づく地に…

ロンドンから図書館に関する大阪府政に怒りを露わにす

ここのところロンドンについてばかり書いていたのだが、日本のニュースで久しぶりに激怒したくなるものがあった。 図書館相談 まるでクイズ…「大阪府民やり過ぎ」知事苦言 某大阪府知事が大阪府立図書館のレファレンス事例に文句をつけているという話なのだ…