夏の夜の夢
Mrquee TVのフリートライアルでアレクサンダー・エクマン振付、スウェーデン王立バレエ『夏の夜の夢』を見た。2017年の上演を収録したものである。タイトルはシェイクスピアで多少の影響はあると思うのだが、お話は戯曲とは全く関係なく、北欧の夏至祭りを題…
ギリシャ国立オペラ『妖精の女王』を配信で見た。英語上演で、ギリシャ語と英語の字幕がつく。2018年に上演されたものである。 www.youtube.com ヘンリー・パーセルの有名作で、本来はシェイクスピア『夏の夜の夢』の劇伴音楽的なものである。しかしながらこ…
エクサンプロヴァンス音楽祭で2005年に上演されたベンジャミン・ブリテン『夏の夜の夢』を見た。ロバート・カーセンが演出、大野和士が指揮である。1991-1992年の演出で好評だったプロダクションを再演したものだそうだ。感染症がおさまれば大野和士が芸術監…
グローブ座でショーン・ホームズ演出『夏の夜の夢』を見てきた。 www.shakespearesglobe.com 今年グローブ座で見た他の上演同様、ジェンダーや人種は固定しないキャスティングである。ボトムが女優で(Jocelyn Jee Esien、ただし男という設定)、ヒポリタ/ティ…
ブリッジ劇場でニコラス・ハイトナー演出『夏の夜の夢』を見てきた。ブリッジ劇場で生で芝居を見るのは初めてである。NTライヴでやった『ジュリアス・シーザー』同様いわゆる没入型(immersive)なプロダクションで、平土間で観客を巻き込みつつ、舞台を動かし…
学生を引率し、成城大学でインターナショナル・シアター・カンパニー・ロンドン『真夏の夜の夢』を見てきた。毎年来日し、英語でシェイクスピアを上演している劇団である。シンプルなセットを使い、少人数でいろいろな役をとっかえひっかえやるのが特徴のカ…
『女優たちのための冬の夜の夢』を見てきた。キャストメンバーはTeamQueenのほうである。 www.livedog.net オールフィメールで『夏の夜の夢』を上演するため、女優たちが森で合宿していると、どうやらパック役を演じる夢子に不思議な力が働いて、森の中で『…
パルテノン多摩で『夏の夜の夢』を見てきた。パルテノン多摩の池の周りで行われる野外上演で、劇団子供鉅人が100人でシェイクスピアをやるという企画である。 パルテノン多摩の池の周りは、正直パフォーマンススペースとしてはかなり問題のあるところだ。半…
あうるすぽっとでサインアートプロジェクト.アジアン『夏の夜の夢』を見てきた。 二階建てのセットを使い、歌やダンスもある華やかな上演で、手話を組み込んでいる。多言語で上演を行うと何かちょっと無理している感じがすることがあるのだが、このプロダク…
シュルーズベリのセヴァーン劇場でパンタルーンズ『夏の夜の夢』を見てきた。有名なシェイクスピア研究者スティーヴン・パーセルがブレインについている劇団で、この『夏の夜の夢』はたった5人でいろんな役をとっかえひっかえやりながら上演するというものだ…
あうるすぽっとで杉原邦生演出、KUNIO13『夏の夜の夢』を見てきた。 黒い星空のような背景に真っ白なセットで、上に「AMSND」(A Midsummer Night's Dreamの頭文字)という大きなロゴが置かれており、下には冷蔵庫とかベッドとか白い家具が置かれている。可動…
明治座で劇団東京乾電池創立40周年プラス1公演『煙草の害について』『夏の夜の夢』を見てきた。『夏の夜の夢』目当てだったのだが、『煙草の害について』のほうが個人的には面白かったかも… 前半『煙草の害について』はチェーホフの短い芝居を脚色したもので…
シアター風姿花伝でカクシンハン『夏の夜の夢』を見てきた。四角く黒っぽい舞台で背景は投影などを使用するが、基本的にかなりシンプルな舞台である。衣装は白と黒が基調だが、パック(真以美)はウエストポーチにちょっと色みのある服を着ており、犬みたいな…
青年団リンクRoMT『夏の夜の夢』を見てきた。 中に電灯を仕込んだ木が中央部に一本立っており、それ以外にはゴミ袋のような黒いバッグが奥の角に積んであるシンプルな舞台で、役者はだいたい現代の服装である。特徴は女優が多いことで、クインス、スターヴリ…
舞台芸術集団地下空港による『SAFARING THE NIGHT サファリング・ザ・ナイト』を見てきた。台本と演出は伊藤靖朗が担当している。これだけだとわかりづらいが、『夏の夜の夢』の翻案である。 規模の大きい観客参加型の演劇で、舞台は2045年のバーチャル空間…
武蔵高等学校の英語劇フェスティバルにご招待頂いた。『白鯨』、『夏の夜の夢』、『ヴェニスの商人』を見てきた(もちろん短縮版)。高校演劇をまともに見たことがなかったので物珍しかったのだが、やっぱり指導は大変だろうなぁと思った。けっこう面白かった…
文学座附属演劇研究所夜間部卒業発表会『夏の夜の夢』を見てきた。演出は松本祐子、文学座アトリエでの上演である。 白いスティックを木に見立て、妖精は黒い服を着て…というあたりはけっこうよくある演出だと思う。妖精に白黒の服を着せる演出はずいぶんし…
明治大学シェイクスピアプロジェクト『Midsummer Nightmare』を見てきた。『夏の夜の夢』と『二人の貴公子』を組み合わせるというものである。 2階建てのセットで、階上の左上には楽器がセットされている。奥の上には太陽と月を模した絵がかけられており、こ…
ケン・ラドウィックのお芝居『ハリウッドでシェイクスピアを』を見てきた。これは2003年にアメリカで初演されたもので、日本では初演らしい。 舞台は1934年、マックス・ラインハルトが『真夏の夜の夢』映画版をハリウッドで撮影している。そこに妖精の森へ帰…
Casual Meets Shakespeare 『A Midsummer Night’s Dream』を見てきた。 前回、同じプロダクションで『十二夜』を見たのだが、美術はかなり似ている。前回同様、トランプのような白黒に塗り分けられた床にいくつか道具として箱がある程度のシンプルなセットで…
Typesプロデュース公演『夏の夜の夢』を見てきた。演出はパク・バンイル、両国のスタジオ・アプローズでの上演。全体的には、いい試みはあるのがかなりイマイチだった。 注目すべきなのは、イージアスと職人たちの素人劇団が全員女性ということである。しか…
北とぴあでパーセル『妖精の女王』を見てきた。シェイクスピア『夏の夜の夢』にパーセルがマスクの音楽をつけた翻案で、王政復古期のシェイクスピアの翻案としてはおそらく現代でも唯一上演されている演目だ。以前グラインドボーンで見たことあるので、これ…
ジュリー・テイモアの『夏の夜の夢』を見てきた。2013年にアメリカで上演された舞台を撮影したものである。 テイモアは映画と舞台両方で仕事する演出家なので、この作品はふつうの舞台を撮ったものよりもかなり気合いが入っている。カメラもたくさん使ってい…
SPACがフェスティバルトーキョーで上演している野田秀樹版『真夏の夜の夢』をにしすがも創造舎で見てきた。私はこの翻案を数年前に楽塾の上演で見たことがあるので、二回目ということになる。 話の基本的な筋はシェイクスピアからとっているのだが、主役の恋…
中野ウエストエンドでスタジオライフによるオールメール版『夏の夜の夢』を見てきた。スタジオライフの夏夢は修士くらいの時に一度見たことがあるのだが、今回はニューカマーというキャストのに行ってみた。歌が入っているところといい、ヒポリタの扱いと職…
銀座みゆき館劇場で青年芸術家協会の『夏の夜の夢』を見てきた。まあ、なんというか可もなく不可もないふつうの夏夢だったのだが、途中で小道具が吹っ飛ぶ事故が起こってはっきり言ってそれしか覚えてない… セットは木などの絵がかかれたついたて程度の簡素…
江古田のワンズスタジオでまめ芝の『夏の夜の夢』を見てきた。カフェつきの小さい小屋で、ちょっとパブシアター風。 セットは黒い小部屋に花とかつるとか植物をつけただけの簡単なもの。それほど多くない人数でとっかえひっかえいろんな役をやる。 とりあえ…
リージェントパークの野外劇場(オープンエアシアター)で『夏の夜の夢』を見てきた。去年までは夏帰国しててスケジュールがあわず行けなかったので、なんと今回が初めて。 とりあえずリージェントパークに向かう。 というかリージェントパークも行ったことな…
さて、夜はジュディ・デンチが出演し、ピーター・ホールが演出するというローズ座の『夏の夜の夢』。 これがキングストンのローズ座。 なお、これはロンドン中心部のサウスバンクにある、17世紀の以降が残っているローズ座とは全くの別物。キングストンのロ…
プロペラの『夏の夜の夢』を見てきた。 で、このプロペラのオールメールシェイクスピアは蜷川とかを見慣れている日本の観客には結構見慣れない感じのオールメールで、いわゆる女形な女形は出てこない。ヘレナとかハーミア役の女役男優もみんな短髪で、台詞回…