音楽
『スターダスト』を見た。1971年、『世界を売った男』を出したばかりのデヴィッド・ボウイ(ジョニー・フリン)が渡米し、マーキュリー・レコードの広報担当であるロン・オバーマン(マーク・マロン)とプロモーションツアーをする様子を描いた伝記ものであ…
かげはら史帆さんが音楽サイトFreudeで新刊『批評の教室ーチョウのように読み、ハチのように書く』をレビューしてくださいました!クラシック音楽のメディアでとりあげていただけるとは全く思っていなかったので、ビックリです。 freudemedia.com
『オアシス:ネブワース1996』を見てきた。 www.youtube.com 1996年にオアシスがネブワースで行った2日間のライヴを撮影したものである。チケットを入手しようとしたファンたちの頑張りから始まり、当時どれだけオアシスが人気があったかのかがわかる構成に…
ウィキペディア日本語版に翻訳でネブワース・ハウスの記事を作りました。もともとはブルワー=リットン家の屋敷ですが、オアシスやクイーンのライヴで有名なコンサート会場です。 ja.wikipedia.org
オルフェウス室内管弦楽団のオンライン配信"Orpheus with Caleb Teicher & Company"を見た。50分くらいの短いコンサートを5ドルで有料配信するもので、エイトル・ビラ=ロボスの「ブラジル風バッハ第5番~アリア」、ネイ・ロサウロ「マリンバ協奏曲第1番」(…
東京交響楽団パンフレットの6月号に寄稿しました。プロコフィエフ『ロミオとジュリエット』のコンサートにあわせて、シェイクスピアの『ロミオとジュリエット』に関する簡単な解説です。書誌情報は以下のとおりです。 北村紗衣「シェイクスピア時代の恋と社…
スパイク・リーがデイヴィッド・バーンのショーを撮った『アメリカン・ユートピア』を見てきた。 www.youtube.com ブロードウェイでの公演を撮ったコンサート映画なのだが、全体的に全くコードをつないでいない楽器を持ったミュージシャンやダンサーたちがお…
今年最初のウィキペディア記事を作りました。TikTokでシーシャンティのブームを起こしたニュージーランドの民謡「ウェラーマン」です。 ja.wikipedia.org
『リアム・ギャラガー:アズ・イット・ワズ』を見てきた。オアシスを辞めてからのリアム・ギャラガーに関するドキュメンタリーである。 www.youtube.com オアシス後のリアムがどうやってどん底から抜け出してキャリアを復活させたかという話である。オアシス…
『ジョーン・ジェット/バッド・レピュテーション』を見てきた。 www.youtube.com ジョーン・ジェットの業績をたいへんうまくまとめたドキュメンタリーである。ジョーンはけっこうのびのびした環境で育ったが、音楽業界に入ってから性差別の壁にブチあたり、…
『メイキング・オブ・モータウン』を見てきた。60年代に一世を風靡したデトロイトのレーベル、モータウンについてのドキュメンタリー映画である。 www.youtube.com 全体としては、まだご存命の関係者を中心にモータウンの歴史を創設から70年代頃まで辿るとい…
トム・ハーパー監督『ワイルド・ローズ』を見てきた。 www.youtube.com ヒロインはグラスゴーのカントリー歌手、ローズ=リン(ジェシー・バックリー)である。ローズ=リンは2人子供がいるシングルマザーで、麻薬関連の犯罪で服役しており、刑務所出たてで子…
ブラディ・コーベット監督作『ポップスター』を見た。ナタリー・ポートマン主演、音楽はシーアが担当している。 www.youtube.com ヒロインのセレステは14才の時に学校で銃乱射事件の被害にあう。姉のエリーと一緒に制作し、追悼イベントで歌った曲が注目され…
練馬区立美術館「ショパン-200年の肖像」展を見てきた。日本とポーランドの国交樹立100年記念企画だそうで、開始が延期されていたがやっと緊急事態宣言解除で始まったものである。ショパンの肖像画や手稿、またショパン受容に関する資料などを集めた展覧会…
オンライン試写で『剣の舞 我が心の旋律』を見た。ロシア・アルメニアの合作映画で、ハチャトゥリアンの伝記ものである。バレエ『ガイーヌ』の超有名曲である「剣の舞」の作曲過程を描いたものだ。 www.youtube.com 基本的には、一見ソ連に従順で真面目に仕…
『白い暴動』を見てきた。1970年代半ばにイギリスで盛り上がったロック・アゲインスト・レイシズムについてのドキュメンタリー映画である。 www.youtube.com 1970年代半ばにイギリスで極右政党である国民戦線が活発に活動し、さらに有名なミュージシャンがフ…
今月のアルクのミニコラムではポーグズをとりあげました。毎年、クリスマスの時期になると抗議が起こる例の差別語についてです。 gotcha.alc.co.jp
『フィッシャーマンズ・ソング コーンウォールから愛をこめて』を見てきた。コーンウォールのポート・アイザックで漁師たちがやっていた、民謡や俗謡を歌う男声合唱団が、ひょんなことからデビューすることになり…という話である。「フィッシャーマンズ・フ…
映画はけっこうみんな2010年代のベスト10をやっているようなのだが、ミュージックビデオについてはあまり見かけないので、ブログでやっておこうかなと思う。 1. ビヨンセ、"Formation" www.youtube.com 2. レディ・ガガ ft. ビヨンセ、"Telephone" www.youtu…
『Q:A Night At The Kabuki』を見てきた。野田秀樹の新作でクイーンの楽曲を全面的に使用、シェイクスピアの『ロミオとジュリエット』の翻案でオールスターキャストということで凄い話題作である。過剰な転売対策が行われていて(客にも劇場にもえらいコスト…
『イエスタデイ』を見た。 www.youtube.com 主人公はサフォークに住む売れないミュージシャンのジャック(ヒメーシュ・パテル)。マネージャーで親友のエリー(リリー・ジェームズ)以外にはあまり理解者もおらず、ふだんはスーパーで働いている。ところがある日…
『ロケットマン』を見た。言わずと知れたエルトン・ジョンの伝記映画である。 www.youtube.com 脚本がリー・ホール、ジェイミー・ベルが出演していて、ミュージカル版『ビリー・エリオット』に音楽を提供したエルトン・ジョンの伝記映画ということで、かなり…
ストックホルムでは少しだけ観光もした。 こちらはダンス博物館。Rolf de Maréという個人のコレクションがもとになっているらしい。 ダンス博物館。 演芸博物館。舞台芸術や音楽に関する資料をたくさん集めた博物館で、すごく見応えがあった。演劇関係者は必…
五反田で「Exhibitionism-ザ・ローリング・ストーンズ展」を見てきた。これはロンドンのサーチギャラリーで既に一度見ている。 入り口 中は撮影可能である。後世はだいたいロンドンと同じだが、ただ最後の3Dシアターの上映環境はロンドンのほうが良かったと…
初めて吉祥寺アップリンクに行って『クイーン ヒストリー 1973-1980』と『クイーン ヒストリー2 1980-1991』を見てきた。2005-2006年に作られたクイーンのドキュメンタリーである。 前編のほうは雑誌『ギタリスト』のコメンテイターがブライアン・メイが各曲…
今日は赤坂BLITZでラカンターズを見てきた。とにかくジャック・ホワイトが昔から大好きで、今回初めてライヴで見たが、やはりラカンターズはスーパーグループである。アンコールで"Steady, As She Goes"をやった時はとても盛り上がった。 smash-jpn.com
日本語版ウィキペディアに「トゥーセット・ヴァイオリン」の記事を翻訳で作りました。東アジア系のヴァイオリニストであるブレットとエディがやっているクラシック音楽の啓蒙・諷刺番組を配信するオーストラリアのYouTuberデュオです。YouTuberの記事は初め…
『ビサイド・ボウイ ミック・ロンソンの軌跡』を見てきた。ギタリストのミック・ロンソンについてのドキュメンタリーである。 www.youtube.com 才能があったにもかかわらず、なかなか日のあたりづらいミック・ロンソンの業績を、本人や関係者の発言をもとに…
『ノーザン・ソウル』を見てきた。 www.youtube.com 舞台は1974年のバーンズワース。パッとしない毎日を送るジョン(エリオット・ジェームズ・ラングリッジ)はたまたま行った若者クラブでブラックミュージックが大好きでオシャレなマット(ジョシュ・ホワイト…
文春オンラインに「「クイーン」と「シェイクスピア」の共通点から考える、何が金や人気を生むのか」を寄稿しました。クイーンとシェイクスピアを手がかりに、正典形成、受容、マーケティングについて考える記事です。正典形成プロセスについてはかなり単純…