音楽
『ザ・スリッツ:ヒア・トゥ・ビー・ハード』を見てきた。伝説的な女性パンクバンドの事績を追ったドキュメンタリー映画である。 www.youtube.com 亡くなったカリスマ的なリードヴォーカル、アリ・アップの遺言により作られたそうで、珍しいフッテージもたく…
新木場 Studio Coastでグレタ・ヴァン・フリートのライヴに行ってきた。 楽しかったのだが、私はチビでほぼバンドが見えなかったため、たまに脳内の悪のハロルド・ブルームが「お前が聴いてるのはレッド・ツェッペリンだ」と囁きかけてくる妄想に襲われた。
週末ライヴに行くつもりなのでグレタ・ヴァン・フリートの記事を日本語版ウィキペディアに作りました。だいたい翻訳で、受容の節だけ自分で書いたのですが、レッド・ツェッペリンにソックリだということについてはなんかいろいろひどいこと言われてて、かわ…
フリースタイル (ラップ)の記事を翻訳で日本語版ウィキペディアに作ったのですが、ウィキメディアコモンズでは日本語のフリースタイルラップの動画が見つからなかったので、どなたかライセンスOKな日本語フリースタイルの動画をお持ちの方は是非ウィキメディ…
ブラッドリー・クーパーの初監督作『アリー/スター誕生』を見てきた。1937年のウィリアム・ウェルマン監督、ジャネット・ゲイナー主演の『スタア誕生』が原作で、1954年にジュディ・ガーランド主演で、1976年にバーブラ・ストライサンド主演でリメイクされて…
『マイ・ジェネレーション ロンドンをぶっとばせ!』を見てきた。マイケル・ケインが製作、出演をつとめた、スウィンギング・ロンドンについてのドキュメンタリーである。 www.youtube.com 音楽、服飾、写真などいろいろな角度からスウィンギング・ロンドン…
『L7:プリテンド・ウィ・アー・デッド』を見てきた。バンドのL7についてのドキュメンタリーである。キックスターターでクラウドファンディングやってた時から応援していた映画プロジェクトである。 www.youtube.com 全員女性で政治的にも音楽的にも先端的だ…
ウィキペディアの「ブリティッシュ・インヴェイジョン」の記事を翻訳で強化しました。まだちょっと加筆が必要ですが…
『モダンライフ・イズ・ラビッシュ ロンドンの泣き虫ギタリスト』を見てきた。一言出言うと、この映画じたいがただのラビッシュ(ゴミ)みたいな内容だった。 www.youtube.com 舞台はロンドンである。主人公でロックミュージシャン志望のリアム(ジョシュ・ホワ…
『ボヘミアン・ラプソディ』を見てきた。言わずと知れたクイーンの伝記映画である。 www.youtube.com 主人公であるザンジバル生まれのパールスィー家庭の息子フレディ(ラミ・マレック)がギターのブライアン(グウィリム・リー)とドラムのロジャー(ベン・ハー…
「セイチェント III レクチャーコンサート「過去の将来」~古楽と現代の狭間から~」を見てきた。前半はアンソニー・プライヤーの講演、後半は17世紀から18世紀の音楽の演奏だった。講演はわかりやすくて面白いもので聞き足りないくらいだったし、演奏のほう…
イギー・ポップがクイーンズ・オブ・ザ・ストーン・エイジのジョシュ・ホーミと組んで作ったアルバム『ポスト・ポップ・ディプレッション』の製作状況とツアーを撮ったドキュメンタリー映画『アメリカン・ヴァルハラ』を見てきた。 イギーとジョシュの他、ク…
有楽町の無印の建物の中にあるビートルズ展「Ladies and Gentlemen... THE BEATLES!」とロックの殿堂ジャパンミュージアムに行ってきた。 ビートルズ展はこんな感じ。 展示品はともかく、解説パネルの作り方にはけっこう閉口した。この写真にある右上のパネ…
『ソニータ』を見てきた。ロクサレ・ガエム・マガミ監督によるドキュメンタリーで、イランに住むアフガニスタン難民の少女で、ラッパーを目指すソニータを撮った記録である。 ソニータは苦しい状況の中でもラッパーになる夢に向かって努力している。ところが…
ジム・ジャームッシュ監督によるザ・ストゥージズのドキュメンタリー映画『ギミー・デンジャー』を見てきた。 ザ・ストゥージズがどういうところから出てきたか、そしてどうバラバラになっていったのかを、バンドメンバーや関係者の証言に基づいて丁寧かつ面…
モーガン・ネヴィル監督の音楽ドキュメンタリー映画『ヨーヨー・マと旅するシルクロード』を見てきた。ヨーヨー・マが世界各地の才能ある音楽家を集めて協働で演奏を行う「シルクロード・アンサンブル」プロジェクトを追った作品である。 凄くポジティブな音…
『SING/シング』を見てきた。 擬人化された動物の世界を舞台にしたアニメである。根っからのショーマンで自分が所有しているムーン劇場の経営に四苦八苦している興行主、コアラのバスター・ムーン(マシュー・マコノヘイ)は起死回生の一策として歌のコンテス…
天王洲アイルで「DAVID BOWIE is」展を見てきた。既にイギリスで見ていてその時に詳しい感想を書いており、あまり印象は変わらなかったのだが、『映像の世紀』や『戦場のメリークリスマス』についてのインタビュー資料などがロンドンで見た時よりも増えてい…
レア・プール監督『天使にショパンの歌声を』を見てきた。60年代カナダ、ケベックの女子修道院付属音楽学校を舞台にした作品である。 日本語タイトルはほとんど内容に無関係…というか、そもそもショパンはピアノ曲が主な専門だし(一応「別れの曲」はキーポイ…
ドキュメンタリー映画『デヴィッド・ボウイ・イズ』を見てきた。ヴィクトリア&アルバート美術館で行われた展示に関するドキュメンタリー映画である。既にイギリスで展示を見ており、記憶をたどりながら見た(日本版も行く予定)。展示の見所やトークショーを織…
『オアシス:スーパーソニック』を見た。オアシスのドキュメンタリーで、ギャラガー兄弟を中心にデビュー直前くらいから1996年のネブワースでのライヴまでを追った作品である。 けっこう初期の頃から映像が残っているのと(編集や修正などはしてあると思うが)…
ロン・ハワード監督『エイト・デイズ・ア・ウィーク』を見てきた。ビートルズのライヴを中心にしたドキュメンタリー映画である。 『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』以前のライヴバンドだったビートルズを中心に、バンドがどうい…
来日版『キンキーブーツ』を見てきた。話は基本的に日本語版とおなじだが、もちろん英語である。 楽しいところもあまりピンとこなかったところも日本語版とおなじで、やはりチャーリーがローラに電話をかけて「君こそ立派な男性だ」みたいに謝るところはどう…
ジャニス・ジョプリンのドキュメンタリー映画『ジャニス:リトル・ガール・ブルー』を見てきた。 とりあえずジャニスの人生がつらくなってしまった一因としては高校や大学で変わり者としてひどいいじめを受けたことがあるようだ。テキサスの保守的な町になじ…
エイミー・ワインハウスのドキュメンタリー映画『Amy エイミー』を見た。 エイミーが歌手として大成功した後に若くして非業の死を遂げたのは有名な話だが、これはそのエイミーの人生を丁寧に追った作品である。十代の頃から卓越した歌声と作曲の才能を示して…
ロンドンのサーチギャラリーでローリング・ストーンズの展覧会"The Rolling Stones: Exhibitionism"を見てきた。 ストーンズの長いキャリアを反映し、とにかく物量で勝負という感じの展示である。自分でミックスをいじれるブースなどが用意された音源コーナ…
ブリティッシュ・ライブラリ−で'Shakespeare in Ten Acts'(「十幕で語るシェイクスピア」)と'Punk 1976-78'(「パンク 1976-78年」)を見て来た。 'Shakespeare in Ten Acts'はシェイクスピアの没後400周年記念ということでかなり気合いが入っており、BLが持っ…
『Once ダブリンの街角で』と『はじまりのうた』の監督、ジョン・カーニーの新作『シング・ストリート 未来へのうた』を見た。 1980年代、不景気のダブリンを舞台に、ニューロマンティックスのバンドを組んだ10代半ばの若者たちを描いた音楽映画である。落ち…
『ブラー:ニュー・ワールド・タワーズ』を見てきた。 ブラーが『マジック・ウィップ』を作る様子を撮ったドキュメンタリーで、12年ものブランクを越えてメンバーがわだかまりを解消し、新しい作品を作る様子を丁寧に記録しているので別につまらないことはな…
ドキュメンタリー映画『サンセット・ストリップ ロックンロールの生誕地』を見てきた。ハリウッドからビバリーヒルズにつながる目抜き通りであるサンセット・ストリップの文化史を、映画やテレビはもちろん音楽やコメディも含めたいろいろな流行を軸に探るも…