テイト・モダン「ナタリア・ゴンチャロワ展」

テイト・モダンでナタリア・ゴンチャロワ展を見てきた。デザインから絵画まで幅広く活動したロシアの芸術家で、第一次世界大戦前後のロシア前衛芸術を主導したアーティストのひとりである。全体的に雪国っぽいセンスが感じられてすごく良かったのだが、一番…

恋するときめきオーベロン~ブリッジ劇場『夏の夜の夢』

ブリッジ劇場でニコラス・ハイトナー演出『夏の夜の夢』を見てきた。ブリッジ劇場で生で芝居を見るのは初めてである。NTライヴでやった『ジュリアス・シーザー』同様いわゆる没入型(immersive)なプロダクションで、平土間で観客を巻き込みつつ、舞台を動かし…

ヴォルデモートとドタバタホグワーツ~Voldemort and the Teenage Hogwarts Musical Parody

キングズヘッド劇場でVoldemort and the Teenage Hogwarts Musical Parody(「ヴォルデモートと十代のホグワーツミュージカルパロディ」)を見てきた。非常に変なタイトルだが、エディンバラフリンジで受けた演目だそうで、その名のとおり『ハリー・ポッター』…

とてもよくできているが、日曜夜に見る演目ではなかった…Stripped(ネタバレあり)

キングズヘッド劇場でVoldemort and the Teenage Hogwarts Musical Parodyに続いてStrippedという短編を見た。2人しか出てこない一時間くらいの作品で、女性アーティストのオリーの男性ヌードモデル募集にオリーという男が募集してきて、スタジオをオリーが…

ナショナル・ポートレイト・ギャラリー「シンディ・シャーマン展」

ナショナル・ポートレイト・ギャラリーでシンディ・シャーマン展を見てきた。シャーマンのポートレイト作品を時代ごとに追う回顧展である。雑誌の表紙をパロディ化したシリーズなどが興味深かった。

ハルもフォルスタッフもホットスパーも女優~グローブ座『ヘンリー四世第一部』

グローブ座で『ヘンリー四世第一部』を見てきた。フェデリー・ホームズとセイラ・バディが演出で、「ホットスパー」という副題がついたプロダクションだ。ハルもフォルスタッフもホットスパーも女優が演じるというものである。 なお、第二部はちょっと日程的…

9月号の『ユリイカ』タランティーノ特集に寄稿しました

『ユリイカ』の9月号、クエンティン・タランティーノ特集に「虚構と暴力~男らしさのパルプ・フィクション」という記事を寄稿しています。オスカー・ワイルドとかの話をしています。タイトルは『パルプ・フィクション』ですが、『ヘイトフル・エイト』論が多…

あわれピカチュウ~サム・ワナメイカー劇場『バーソロミュー・フェア』

サム・ワナメイカー劇場でベン・ジョンソンの『バーソロミュー・フェア』(『浮かれ縁日』というタイトルで翻訳も出てる戯曲)を見てきた。あまり上演されないロンドンが舞台の都市喜劇で、ブランチ・マッキンタイア演出である。ブラックフライアーズ座を模し…

アルクの記事の後編がアップされました

アルクに書いたこちらの記事の後編がアップされました。なんで文学などを英語の授業で取り扱うのかっていう話です。「実用的な英語」について明確なビジョンがない人が多いこと、ビジネス英語や資格試験の勉強はモチベーションを保ちづらいことを指摘しまし…

政治BL劇~『ハミルトン』

ロンドンで『ハミルトン』を見てきた。リン=マニュエル・ミランダが作ってブロードウェイで大ヒットしたラップオペラ(ミュージカルと言いづらい構成をしている)をイギリスに持ってきたものである。アメリカ建国の父のひとりであるアレクサンダー・ハミルト…

表象文化論学会第14回研究発表集会の応募要項が公開されています

2019年11月23日の週末に京大で行われる表象文化論学会第14回研究発表集会の発表及びワークショップ応募要項が公開されています。どんどんご応募ください。なお、ワークショップ枠は新しい応募枠です。何かわからないことなどありましたら、お気軽に企画委員…

9月3日の『マツコの知らない世界』にゲスト出演します

9月3日の『マツコの知らない世界』にゲスト出演します。 ウィキペディアの話をします。 youtu.be

ケンブリッジ訪問

ロンドンに到着したのだが、初日はバンクホリデーで文書館や図書館があいていないため、初めてケンブリッジ大学に行ってきた。 おめあてはアラン・チューリングが通っていたキングズ・カレッジ。 芝生は猫、鳥、教員以外立ち入り禁止らしい。 大きな教会が有…

コペンハーゲン(9)カレン・ブリクセン博物館

フレデリクスボー宮殿から東の方向にある、カレン・ブリクセン博物館にも行ってきた。デンマーク出身で、デンマーク語と英語で著作を書いた著名小説家である。映画化もされた「バベットの晩餐会」とか『アフリカの日々』の著者だ。イサク・ディネーセンとい…

コペンハーゲン(8)フレデリクスボー宮殿

最終日は遠出して、コペンハーゲンの北側にあるフレデリクスボー宮殿に行ってきた。フレゼリク2世が建てたお城だが、17世紀にかなり改築されたらしい。ただしこれも一度火災にあっており、カールスバーグ創業者のJ・C・ヤコブセンの支援で修復されたそうだ。…

コペンハーゲン(7)国立博物館とヴィクトリアンハウス

コペンハーゲン市内観光の最後は国立博物館に行ってきた。 入り口にある木の装飾。 ヴァイキングがかぶっていたのではない角付きかぶと 大きな伝統楽器 ヴァイキングの王座に座るエリン デンマークで初めて同性パートナーシップを結んだカップル、アクセルと…

コペンハーゲン(6)市庁舎

こちらはコペンハーゲン市庁舎。 市庁舎 アンデルセン像がある。 変わった銅像。ドラゴンと雄牛が戦ってる? 中庭の噴水。 バラと美しさを競うエリン

コペンハーゲン(5)円塔

こちらはかつての天文観測所である円塔(ラウンドタワー)。クリスチャン4世が建てたものだそうで、17世紀の建造物である。 階段ではなく、斜めのスロープになっているところが特徴。 チャペル。 エリンがちらり 現代アートの展示室もある。 頂上からコペンハ…

コペンハーゲン(4)ニイ・カールスベルグ・グリプトテク美術館

ビール会社であるカールスバーグの創始者の息子、カール・ヤコブセンのコレクションを中心に作られた美術館であるニイ・カールスベルグ・グリプトテク美術館にも行ってきた。エトルリア美術などを中心にしたかなり大規模・多様なコレクションで、とくにテイ…

コペンハーゲン(3)王宮と演劇博物館

クリスチャンスボー宮殿にも行ってきた。二度も火事にあっているそうで、わりと新しい宮殿が大変立派だ。見る場所はいくつかの入り口に分かれている。まずは王室が使用する宮殿であるレセプションルームズを見学。 大変立派な内装。 書庫。 このテーブルは火…

9月23日に札幌で新刊の刊行記念イベントをします

9/23(月)の15時より、札幌の書肆吉成丸ヨ池内GATE6F店にて新刊『お砂糖とスパイスと爆発的な何か』の刊行イベントをいたします。北海道でイベントができてとても嬉しいです。どうぞお気軽にお越し下さい。 www.kankanbou.com

コペンハーゲン(1)ローゼンボー宮殿

クロンボー城で野外上演を見た後は数日お休みということで、コペンハーゲンを観光した。 まずはローゼンボー宮殿。 宮殿の外観。 中はこんな感じ。 デンマーク王室ではふだん王冠を使用していないそうで、王冠も展示されている。 地下展示室のワイン蔵。 め…

コペンハーゲン(2)国立美術館

コペンハーゲンにある国立美術館も行ってきた。 国立美術館の外観。 国立美術館ということでとにかくデンマーク絵画に力を入れているのだが、ヴィルヘルム・ハンマースホイ以外はひとりも知っている画家がいなかった。女性画家のエリザベト・イェリハウ=バウ…

かなり野心的な演出~クロンボー城にてShakespeare Was There+『リチャード三世』野外上演

クロンボー城では夏に野外シェイクスピア上演を行っており、今年は『リチャード三世』だった。こんな感じでお城を背景にして上演する。 舞台はこんな感じ。後ろがクロンボー城。舞台上の金網の部分は回転する。 本上演の前にShakespeare Was Thereというスタ…

ハムレットのお城、クロンボー城

さてさて、今回の旅のメインのひとつであるデンマークのクロンボー城を目指して、スウェーデンのヘルシンボリからデンマークのヘルシンオアへ、船で出発。 なんとハムレット号という名前。 ヘルシンボリとヘルシンオアは5キロくらいしか離れていない。 駅に…

ヘルシンボリ観光

デンマーク行きのフェリーが出る町、ヘルシンボリに移動し、ちょっと観光。ヘルシンボリは海辺のリゾートといった感じの風光明媚な街だ。 まずは街の中心部にある中世のお城の遺構、シェールナン。19世紀に街の威信をかけてランドマークとして修理したらしい…

マルメ観光

ストックホルムでのウィキマニアがとりあえず終了し、翌日は休日ということでマルメまで鉄道で移動し、少し観光した。 まずはマルメのお城、マルメヒュース。 お城のお堀。 お城の古い部分。 お城の中は博物館になっており、けっこう広い。 触れる展示。 現…

ストックホルム観光(ダンス博物館、演芸博物館、ヴァーサ号博物館、ABBA博物館)

ストックホルムでは少しだけ観光もした。 こちらはダンス博物館。Rolf de Maréという個人のコレクションがもとになっているらしい。 ダンス博物館。 演芸博物館。舞台芸術や音楽に関する資料をたくさん集めた博物館で、すごく見応えがあった。演劇関係者は必…

ストックホルムウィキマニア2019(3)ポスターセッション

8/17~8/18はひたすらセッションを聞いた。また、8/17の夜はポスターセッションにポスターを出展した。セッションの様子は一応、少し実況してtogetterにまとめた。 togetter.com togetter.com こちらは8/17の17時から行われたシュールストレミング試食会。私…

ストックホルムウィキマニア2019(2)盗難事件+レセプション

ウィキマニア参加の2日目だが、なんと朝、パスポート、財布、iPhone、カメラが入った荷物をまるごと盗まれた。ほとんど1日警察と大使館で過ごし、幸いパスポートは即日発行してもらえた。このためセッションは全く出られず、夜になって少し落ちついてからや…