一日日記が前後してしまうが、一昨日父が仕事の関係で上京してきたので、一緒に下北のレストラン麻に行ってみた。
大麻料理の店だというので、なんか私は壁にボブ・マーリィのポスターとかマリファナ解禁を訴えるステッカーとかがベタベタ貼ってあったりとか、お香をたくキットが備え付けられていて白檀の香りがしたりとか、お手洗いがサイケな色づかいだったりとか、スラッカームービーのDVDが置いてあるような怪しいレストランを勝手に想像していたのだが、行ってみたらあまりにも健康的でオシャレな感じで、父からは「お前、有機野菜に興味あったか？」と質問される始末、全く拍子抜けした(なんとなく想像つくと思うが、私はお手洗いがサイケな色づかいのお店よりもオシャレで健康的なお店のほうがだいぶ苦手である)。
メニューは以下の通り。
・麻の実豆腐とオリーブのヘンプオイルマリネ(豆腐はもちもちしててうまかった)
・季節野菜とはと麦のヘンプスープ(味が薄かった。やたら健康的)
・麻のおからワンタン(スパイシーだった)
・蒸し野菜(ディップがちょっと酸っぱすぎ？)
・きくらげとこんにゃくの薬膳ヘンプサラダ(何かねばねばする野菜が入っていて箸でつまみにくかったが味は良かった)
・蒸し鶏手羽のヘンプクランベリーソースがけローズヒップ添え(クランベリーソースがまるでウスターソースみたいでイマイチ)
・ナッツ入り黒玄米ごはん
・麻ミルクとココナッツのブラマンジェ、シトラスジンジャーソース(うまいけど量が少なすぎる！)
…見たとおり大変ヘルシーでたまにはいいのだが、デザートの少なさが三度の飯よりおやつが好きな人としては物足りなかったので(何かこの表現は間違ってる気がするが)、二度行こうとは思わないかも…それにたぶん有機野菜使ってるのと麻の原価があまり安くないせいだと思うのだが、全体的に高い。
この食事の席の会話の一こま。
父；「母さんが草磲剛の逮捕でショック受けてたぞ」
さ：「うち、母さんはなんとなく慎吾君のほうが好きだと思ってたんだけど剛君もすきだったんだねー。ショックのあまり昨日うちにもメールくれたさ」
父：「母さんには『お前が草磲剛のことを気にかけているほど、草磲剛はお前のこと思ってくれてないと思うぞ』と言っといたぞ」
さ：「…ぴゃ」(←この音はデフォルメである。なんかもうちょっと説明しがたい音を出した)
このような会話をした後、二人でナイロン100℃の『神様とその他の変種』を見た。途中どうかなと思うとこが二、三カ所あったものの、全体としては面白かったと思う。ちなみにこの芝居はすごい込んでたのだが(父は名前は忘れたがなんかどっかのお笑い芸人の片割れを見たそうである。上に名前をあげた方も数日前に来てたらしい。ゲーム脳とかを信じているとっても良識ある市民諸君はケラリーノ・サンドロヴィッチと酒乱の関連性について真面目に考えたほうがいいのかもね)、なんか私の隣と前の席は、休憩までは人が座ってたのに休憩後には人がいなくなっていた。よっぽど気に入らなかったのかな…見た後酒飲んで暴れていないことを願うが。
