洋楽に興味のない人のための初心者向け洋楽入門:1970年代の10曲

 前回の続きということで、今日は70年代の10曲。なお、オールタイム10曲に選んだクイーン、アバ、カーペンターズラモーンズ、スティーヴィ・ワンダーは入らない。


1. レッド・ツェッペリン "Rock'N'Roll"
 エアギターの定番曲。ジミー・ペイジの美しいギター&ロバート・プラントの美しいエアギターを堪能できる、華麗にして荒っぽいロックンロール賛歌。


2. ザ・フー "Baba O'Riley"
 これもエアギター定番曲…だと思うのだが、基本、手は回すってことで。


3. デヴィッド・ボウイ "Rebel Rebel"
 ボウイの曲の中でもトップクラスにキャッチーなギターリフが含まれている曲。ライヴ映像のボウイはなんか…とにかくすごい。


4. T.レックス "Ride a White Swan"
 ロック童謡。タイトルは「白鳥にのって」ということで、メロディも歌詞もロックにしては信じられないほどおとぎ話っぽい。


5. セックス・ピストルズ "Anarchy in the U.K."
 これが初心者にすすめられるのギリギリのレベルのラディカルさ。目がイっちゃってるジョニー・ロットンのヴォーカルと演奏のヘタさに注目。


6. クラッシュ "London Calling"
 70年代の最後の最後に発表された名曲。パンクのくせにちょっと「歌謡曲」っぽいところがおすすめ。


7. レディ・マーマレード "Lady Marmalade"
 衣装も化粧も曲調もとにかくケバくて素晴らしいディスコナンバー。"Voulez-vous coucher avec moi?"は、このせいでアメリカで最も有名なフランス語に。


8. ビー・ジーズ "Stayin' Alive"
 えーっ、私はビー・ジーズのディスコナンバーはあまり好きじゃないし映画の『サタデー・ナイト・フィーヴァー』も嫌いなんだけど、この曲はとにかく70年代を代表するディスコヒット。70年代といえば、顔の前で手をなんかやるあのポーズだよな?


9. ベイ・シティ・ローラーズ "Saturday Night"
 スコットランドTOKIO(というのはウソです。演奏するアイドルグループってことと、TOKIOがこの曲をカバー…というかリメイクしてるもんで私が勝手にそう呼んだだけ)。70年代のスーパーアイドルで、キルト着て舞台にあがっては女性ファンを失神させていた。"Sarturday Night"はえらくキャッチーなので日本では相変わらず人気があるみたいなのだが、そろそろ英米のお洒落なヒップホップシンガーとかにリミックスしてほしい感じ。


10. ディープ・パープル "Smoke on the Water"
 みんな知ってる超有名ギターリフ。おかげでギター屋でこのイントロを試し弾きするのは禁止に…




 1が気に入った人→ジミ・ヘンドリックスなどへ
 2が気に入った人→フリーとかグランド・ファンク・レイルロードとか、「王道」っぽいロックバンドへ。
 3、4が気に入った人→ロキシー・ミュージックなどのグラムロックへ。
 5、6が気に入った人→70年代パンクへ。
 7、8が気に入った人→アース、ウィンド&ファイアー、クール&ザ・ギャング、ドナ・サマー、グロリア・ゲイナーなどのディスコミュージックへ。
 9が気に入った人→ジャクソンズなどのボーイズグループへ。
 10が気に入った人→ハードロック系
 

 まあこんな感じである。しかし、70年代は王道ロック、グラム、パンク、ディスコ、アイドル、メタルと揃っていて多彩だな…