お日様ホリデーなんていらねえよ(6)〜ポツダムめぐり

 さて、ドイツ最終日。この日はポツダムめぐりをすることにした。

 この日はあいにくの雪で、朝15分も電車が遅れたりしてちょっと遅れてポツダムに到着。その後市電に乗ってまず新庭園というほうで降り、ポツダム会談があったツェツィーリエンホーフ宮殿を見に行くことに。

 …ところが、なんか新庭園がえっらい広い。

 この凍った湖みたいなのの脇に沿うように公園が広がっており、ツェツィーリエンホーフ宮殿はその端っこにある。

 途中で見かけた大理石宮殿。今日はお休み。

 やっとたどりついたツェツィーリエンホーフ宮殿。

 宮殿というかチューダー朝ふうの山の別荘みたいな感じ。用途としては夏の離宮かな。

 中はホテルになっている。

 チケットを買って、ホーエンツォレルン家の最後の王太子が住んだ部屋とポツダム会談が行われた部屋を見学。
 会談の部屋。

 ここで歴史ができたのかー。
 会談の部屋の周りにある立派な部屋部屋。



 このほか、暗くてうまく撮れなかったのだが「キャビン」という船を模した部屋などがあり、非常に面白い。
 なお、解説によるとここにはソ連アメリカ・イギリスの首脳陣は泊まらなかったらしい。会談に使われただけなのだとか。当初はベルリンで会談が行われる予定だったらしいのだが、ベルリンは戦争に負けて荒廃しまくっていたため宮殿が無傷で残っていて安全なポツダムになったらしい。

 さて、また徒歩と市電で街まで戻り、空腹になったのでクロスターケラーという古い食堂でごはん。レバーの赤ワイン煮込みというのを頼んでみた。

 見た目は悪いし量が多いが、中身はもつ煮込みみたいな感じでおいしい。あと、下におそらくはカブとタマネギに軽く酢と油をかけてグリルしたものがたくさんしいてあり、見た目ほどくどくなかった。

 ポツダムのクリスマスマーケット。

 ポツダムのクリスマスマーケットの犬。

 
 さて、サンスーシ公園に入り、またしばらく歩いてサンスーシ宮殿へ。

 階段がすごい。

 階段の上から見た風景。

 小さい宮殿なのだが、中は豪奢そのもの。フリードリッヒ大王が俗世間を離れて気に入ったお客だけを呼んで過ごすための屋敷だそうで、明るい感じの作りはまさに「サンスーシ」(無憂)という感じ。夏に来たらきっとすごくのどかに違いない。
 近くにある風車小屋。これは王が撤去を命じたものの持ち主の農家の人の訴えで特別に許可されてそのまんま建っているのだとか。

 脇に笛吹宮廷人が…

 さて、この時点ですでに4時になってしまっていたので、サンスーシ公園の西側の宮殿はあきらめた。とにかくこの公園はめちゃくちゃ広い上、宮殿が点在していて見所が多い。またまたガイドがいないと中に入れないシステムになっているので見るのに時間がかかる。ちゃんと全部見るなら二日とかかかるかも。

 ポツダムブランデンブルク門

 ゆっくりマーケットを見たいが、時間もないのでベルリンに戻る。ベルリンで少し買い物をし、お世話になったYunさんに別れを告げて一路ロンドンへ。
 ロンドンスタンステッドまではちゃんと着いたのだが、なんとテラヴィジョン空港バスがキャパシティ以上にチケットを売っていたせいで、一ヶ月も前から予約していたのに23:30のバスに乗れず、家についたら朝二時半…全くテラヴィジョンバスってひどいな。次からナショナルエクスプレスにしようかな。