ロンドン博物館

 昨日はバービカンを出た後、近くにあるロンドン博物館に行った。入場無料だけど展示はかなり充実している。

 博物館から見えるロンドン市壁あと。ローマ時代からある壁の遺跡らしい。なお、バービカンとは城の外塁のこと。

 古代から現代まで、様々なロンドンに関する史料を時代ごとに展示している。
 ローマ時代の碑。

 中世の教会模型。

 写本から初期印刷本、あと楽譜も。

 デジタル稀覯本コーナー。写本をバックに史料が見られます。

 
 初期近代コーナー、ローズ座模型。


 なお、本物のローズ座遺跡はバンクサイドで見られる。

 内戦、共和国、王政復古期コーナー。クロムウェルデスマスクだそうな。

 1666年のロンドン大火はそれだけでワンコーナーに。消火と避難を試みる人たちの絵。

 火事のあとはいつも起こる犯人さがし。

 パネルによると、火を使うパン屋などの他、カトリックの陰謀であるという噂が流れたり、ロンドン市民の悪徳に対する罰だという人たちもいたとか。人間、かわらんなぁ…災害があると心が荒みます。
 ちなみにロンドン大火の展示には映像コーナーもあり、当時の文人(サミュエル・ピープスやジョン・イーヴリンなど)の日記からの抜き書きを中心にしたナレーションをつけて映像で火事の様子を再現している。ここはちょっと怖かったな…火の用心は大事だ。

 17〜19世紀くらいまでの展示。お茶世界地図。

 60年代以降。ビートルズやマリー・クワントが登場!

 あまり趣味の善くないビートルズ模様の服。

 マリー・クワントがデザインした服を着ている人形。

 髪型が60年代だな。

 現代のロンドン。さまざまなミニチュアでロンドンを表現。

 タッチパネルつき、光るロンドンアイ。

 ロンドン博物館の展示はこういう光るタッチパネルが多く、子供にもウケそう。

 郷土史博物館っていうことで地味な展示も多いのだが、史料は充実しているし暇なときに行ってみると楽しいかも。展示の仕方もわりとオシャレである。