ロンドンバーレスクウィーク2011三日目後半「イカれたキャバレー」(今日の動画は結構アヴァンギャルドで過激なものが多いのでご注意下さい)

 バーレスクウィーク三日目のショー後半の動画をアップ。ショーのタイトルは「イカれたキャバレー」(Twisted Cabaret)で、出し物も過激な笑いをとりにいくようなものが多かった。今日の動画はちょっと相当ヤバいものが多いので人を選びます。ご注意!


 司会。なんか映画とかによく出てくる「退廃的なキャバレーの司会」そのまんまみたいな感じの人でした。しゃべり方はアラン・カミングそっくりだった。

 ひとつめの出し物、ユニコーン

 ユニコーンは絶滅寸前なのでもう時間切れです!とアナウンスされ、出演時間をのばしてもらうためにストリップするという筋だった。アホみたいな感じだが、どうやら環境保護をモチーフにした諷刺もこめてるらしい。


 クルエラ・デ・ヴィル。

 ダルメシアンのぬいぐるみをいじめるなどの残虐行為により、観客席からブーイングと悲鳴が!


 悪魔崇拝。やぎの頭をかぶって登場。


 ゴシックファッション+ファイアーダンス。


 ファイアーダンスは初めて見る人にはオススメかも。よくある大道芸ではあるが、単純にすごいので。

 一人で男女の痴話げんかを演じるというジェンダーベンダーな感じの出し物。




 これは大変面白かった。最後は拳銃を奪い合うという緊迫した展開に…寸劇としてとても良くできてる。


 古代の女王様という設定。司会は「催眠術で皆さんを操る絶対君主です」と紹介していたが、踊りも上手だし独特の雰囲気があってとにかく引き込まれる。

 このパフォーマーは最後は水をかぶって全身に金箔の粉みたいなのをつけてぐるぐる回るというダンスでしめてて、お客さん大喜び。


 こういうマントもバーレスクの一典型。

 どうやらこのマントを操るにはかなりテクニックがいるみたい。


 …このオッサンはとにかくヘンだった!!火を使った過激なパフォーマンスなので苦手な人は見ないほうがいいかも。


 ちょっと変わった風船ダンス。


 最後の出し物。なんでも、妊娠したままスーパーヒーローに捨てられたスーパーヒロインらしい。

 最初はメロドラマチックに始まったのに、突然最後は想像を絶する下品展開に。下品な諷刺ネタが苦手な人は見ないで!

 えーっと見たくない人のために言語で説明すると、ヒロインが突然ヴァギナのオブジェをつけたスーパーヒロインに変身してオブジェから水を噴きまくるという…たぶんマッチョ志向なアメコミに出てくるやたらグラマーなヒロインを諷刺しているんだと思うけど、なんかもうここまでくると諷刺なのか女性のエンパワーメントなのか単なる大バカなのかわからんや。ただ、こういうヴァギナのオブジェは前回も書いたようにメインストリームの出し物でも最近結構よくあるようだ。


 と、いうことで、このショーはいかにもアンダーグラウンドで過激な感じのパフォーマンスアートが多くてちょっと人を選ぶ感じ。全体的に下品だし諷刺もきっついし、面白いけど好みがあるかなぁ…