ロンドンバーレスクウィーク2011四日目、新人コンテスト

 さて、ロンドンバーレスクウィーク4日目はシェパードブッシュのブッシュホールという結構ちゃんとしたホールで新人アーティストのコンペティション。実際に行われたのは29日でロイヤルウェディングのあとだったのでみんなちょっと興奮気味。


 ソーホーのクラブやテムズの川舟といったオシャレな場所ではなく郊外のホールだったので、客層が前の三日間よりちょっと高め。

 司会。

 最初のアーティストさんは猫ダンス!




 動画が短くてよくわからないが、すんごく可愛かった。

 SF風味。


 風船ダンスだが、ひとひねりあり。

 ばかでかい包丁を持ち出して風船をバンバン割り始めるダンサーさん。

 最後はこうなる。

 次のアーティストさん。

 これは人形の動きを模した踊りだったが、それほどオリジナリティを感じなかったな…


 アクロバット系。デスチャの「ブーティリシャス」にあわせて飛んだり回ったりするというものだが、これもそんなにオリジナリティはなかったな…


 これは必見。ゲストスターということで既に人気のあるアーティストさんらしいのだが、空中ブランコを用いたバーレスク

 "At Last"にあわせて大技を繰り出す後半が見物。


 休み時間。ブランコを取り外す裏方さん。

 
 司会再登場。


 これは必見!閉じこめられていたお姫様が自由を手に入れるまでをアレサの"Freedom"にあわせて表現。

 太めで愛嬌のあるアーティストさんの妙技にお客さん大盛り上がり。コルセットからはみ出した肩甲骨の肉は、太めでもいい女はいい女であることの証!


 ファンダンス。プリンスの「キス」に合わせて。


 マントを使った踊り。


 これも必見。まずはチャーリー・チャップリンが出てきて…


 なんと途中で男から女に変身。曲は"Natural Woman"ということで、これはなんと本当は女になりたい男性の踊りだったということがわかる…というもの。これはオリジナリティあるよな!よくわからないがアーティストさん自身もたぶんトランスジェンダードラァグクイーンだと思う。


 雨傘を使ったダンス。


 …これ、途中でウィリアム王子の写真を投げたりしてたので、どうやらウィリアム王子が結婚して落ち込んじゃってる女性という設定らしい。


 ゴシック風の激しいファンダンス。

 これ、途中で照明を点滅させてコマ送りみたいな効果を作ってたのがなかなか良かった。


 結果発表。

 クラシックバーレスク部門の勝者は最初の猫娘ダンスのアーティストで、これは可愛かったし踊りも上手だったので文句なし。もうひとつのヴァラエティ部門の勝者は八百屋のダンス(?)をしたアーティストだったのだが、これはちょっとうまく写真に撮れなかった上私はあまり好きじゃなかったな…まあ好みの問題だと思うが。なお、ヴァラエティ部門で二位になったのは太めのお姫様とチャップリンのダンスをやった2人で、お客さんが喜んだという点ではこの2人が一番だったように思うし私もこの二名は大変オリジナリティがあってすごく良かったと思う。

 とはいえ全体的にとてもレベルが高く、新人ってことでいろいろ工夫をこらして周りと差をつけようとしているあたり、見ていて飽きない。それと、何度も言うようだがやっぱりバーレスクは顔や体型じゃないね!参加アーティストにはかなり太ってたり年取ってる人もいたが、むしろそういうアーティストさんのほうが客を惹きつける踊りの技術やユーモアがある感じがした。