オークランド(6)スーパーマリンの日後半 スピットファイアと零戦を見てきた

 さて、バンジージャンプもしたのでスーパーマリンデイ後半、オークランド戦争記念博物館でスピットファイアを見るためオークランドドメインという公園みたいなところまで歩いていく。

 博物館。

 丘の上にある。

 中はこんな感じ。

 で、ここは下の階がマオリ・南太平洋地域の民俗史料・美術資料・地誌なんかで、上の階が戦争博物館。とりあえずスピットファイアを見に行く。

 ヴィッカーズ・スーパーマリンスピットファイアLF XVIEだそうな。

 残念ながらバトル・オヴ・ブリテン使用機ではなく、新しい型のものだそうです。

 スピットファイアは特別に一室を与えられてるのだが、これと対をなすように別の部屋に零戦が展示してある。

 …うーん…零戦は色があまり好きじゃないなぁ。

 なんでもこの零戦はしばやませきぜん(解説に漢字表記がなかった)という若いパイロットの乗機で、戦争末期にいっぺん爆撃をくらって壊れて、その後修理が済み次第250キロの爆薬を摘んで神風特攻する予定だったらしいのだが、パイロットを死なせるのを嫌がった修理係がサボったせいでそのまま終戦になってしまい、ニュージーランド軍の持ち物になったらしい(展示室に英語と日本語の詳しい解説があり、かなり気合い入っている)。えーっと、零戦に若くて有望なパイロットを乗せて特攻させるって…うち軍事史のことは全然わからないんですが、何これバカなの?うちの政治的傾向及び知識の欠如をさしひいてもなんか軍事作戦としてまともなところがひとっつもないように思えるんだけど、これ命令を出した人の頭結構おかしいよね?

 Japan Strikes. まるで帝国の逆襲。


 これはかなり貴重な史料だと思うのだが、南太平洋で従軍していた日本兵の日記らしい。持ち主が特定されていないらしいので、是非専門家の方オークランドに行って研究を…

 ボーア戦争

 戦没者記念の間。階段ホールに戦争で亡くなったニュージーランドの兵士の名前が全部書いてある。


 この部屋の屋根。


 下の階に降りた。これはマオリの自然史の展示…だったのだが、何かすごい複雑な神話の系譜が出てきて何の話だったかよく覚えてない。貝殻の神様が出てくるなんかきもちわるい神話だった気がする。

 恐竜。

 日本の陶磁器。

 南太平洋!!

 めんこい小物類。

 ゾウ。

 ゾウが後ろ、うちが前。

 マオリ建築。集会とかをやるあの有名な…名前なんだっけ…

 中に入れる集会所。


 さて、展示を堪能して外に出たら既に夕日が。南半球は冬なので日が短い。

 この日の夜はちょっと懇親会的な感じで学会で発表した人とかを招いて小パーティがあった。ゆっくり話せるといろいろ勉強になるなー。