テルメギャラリー、村上華子「Imaginary Portraits」展

 友人の村上華子さんの展覧会、「Imaginary Portraits」に行ってきた。いろいろな人を呼んできて、その人に昔の恋人の人相を警察の似顔絵描きの方に伝えてもらい、人相書き(?)を作ってもらうというもの。

 雰囲気だけだが、入り口の写真。

 この展覧会は大変面白かったのでカタログも買ってきた。偶然、元恋人の絵を描いてもらったほうの人が見に来ていたのだが、思ったほどホンモノと似てなかったとかという話をしていて、ピカソセザンヌが同じ人(ヴォラールだっけ?)の絵を描いたらぐちゃぐちゃのピカソキュビズム絵のほうが写実的なセザンヌよりも知人にウケがよかったとかいう話を思い出したな…写実的に描くよりも特徴だけ取り出して描いたほうが身内にはわかりやすいのかもしれない。


 あと、人相を伝えた文章のほうも一緒に展示されているのだが、鼻の穴の向き(鼻の穴が前から見えるとか見えないとか)を必ず尋ねているところが面白かった。たぶんああいう人相絵を描く人は鼻の穴の向きを必ず尋ねるんだろうな…