かもされるぞ!男山酒造り資料館、旭山動物園&高砂明治酒蔵

 本日は連れ合いのおともで男山酒造り資料館、旭山動物園高砂明治酒蔵を訪問。

 まずは永山の男山酒造り資料館を初めて訪問。

 庭園。


 中の資料館は結構気合いが入っている。
 昔使っていた酒造りの道具など。


 なんでも男山の起源は17世紀の伊丹に遡るそうで(いっぺん途絶えて旭川で再興したとか)、江戸時代に大人気で浮世絵やら歌舞伎やらなんやらによく登場したらしい。名前が男らしいとかいう理由で四十七士が討ち入りのあとに飲んだという伝説もあるそうだ。資料館には浮世絵もたくさん展示されているが、プロダクトプレイスメントかと思うほど男山がいろんな浮世絵に出てきてた。浮世絵のプロダクトプレイスメント研究ってないの?

 昔の男山の広告とかも展示されててこれが結構ヤバい。

 カフヱーエロスって…

 お酒を造るところ。冬のみ稼働してるみたい。

 
 このあと、連れ合いは男山を試飲しまくっていたが、私はこのあやしいゆるキャラに釘付け。

 上にうつっている腕からラーメンがはえたアザラシの妖怪の名前は「あさっぴー」で、異常にセンスが古いし可愛くないことこの上ないが、最近コアックマキャラバンというフリーハグを広める悪の組織?かなんかと共演したらしい。

 コアックマキャラバンと共演した際の動画。

 …あさっぴー可愛くない。こんなゆるキャラに金を使うくらいなら他にいくらでも投資のしどころがありそうなもんだが…

 その後、ファンファンバスという旭川の観光循環バスに乗って旭山動物園へ。
 プールで泳ぐしろくまの動画。相変わらず肉球がすてきだ。

 おりの柵をのぼる子グマ。

 動物園を見た後、またファンファンバスで地ビール館(連れ合いの趣味)まで行ってお昼ご飯。久しぶりに冷やしラーメンを食べた。

 その後、本日の最後のイベントということで「国士無双」という旭川では有名な日本酒を造っている高砂明治酒蔵へ。
 予約したので工場見学ができた。宮下にあるこういう建物が工場。

 なんの変哲もない工場に見えるが、北海道で一番古い鉄筋コンクリートの建築物だそうな。日本建築史上たいへん重要らしい。
 中にはいるともう甘い香りが全体に漂っており、そこらじゅうにお酒を造る菌がいるらしいことがわかる。お酒を造るにはまずはお米を削って、タンパク質を取り除くため、もとの米粒の半分くらいになるまで精米するらしい。その後この下の機械でお米を蒸す。

 この後お米の二割くらいをとってそれに麹菌を植え付けるらしい。所謂オリゼーの出番…だと思うのだが、麹菌は糖をつくるだけでアルコールは造らないのだそうだ。高砂ではふつうのお酒だけではなく、この段階の麹菌を植えたお米を用いて冷たい甘酒(ふつうの酒粕を使った温かい甘酒と全然違い、アルコール分はなく、砂糖が入っていないのに大変甘い。すごく栄養があるらしい)を作ったりもするらしい。
 麹菌を植えたりした後、お米をタンクに入れてもろみを作る。もろみを作るためのタンクはいっぱいある。





 基本的にお酒は冬しか造ってないので今はタンクにはもろみは入ってないのだそうだ。しかし作り始めると泊まり込んで混ぜたり見張ったりせねばならんらしい。
 もろみを濾して原酒と酒粕に分けたあと、お酒に炭の粉をまぜていっぺん真っ黒にしたあと濾過するそうだ。これが炭濾過の機械。

 お酒は全く飲めないのだが、こういう工場とかを見るのは大変面白い。冬に予約するとお酒を造ってるところを実際に見ることができるらしいので、酒飲みは必見。

 工場の向かいには昔の道具などを展示してある直営店がある。ここで甘酒を購入して今日の旭川ツアーはおしまい。