ミュートマスが新作"Blood Pressure"ビデオを出したらしいのだが、これがストップモーションを全面的に使用してる。
で、この手のストップモーションビデオはどうやら流行ってるようで、最近やっぱり話題になったのが、去年OK Goが出した"End Love"と"Last Leaf"。
ミュートマスのビデオはかなりこれの影響を受けてると思うのだが、OK Goは他にも早回しとかいろいろ使ってる。
これは食パンに描いた絵をひたすら動かすというもの。
2009年にはオーレン・ラヴィの"Her Morning Elegance"がやはり全編ストップモーション撮影で話題になってる。
あとデス・キャブ・フォー・キューティも同年の"Little Bribes"で使ってる。
これは技法は新しいが、歌詞がどんどん出てくるってことでスタイルは1965年のボブ・ディランの"Subterranean Homesick Blues"とそっくりである。
で、何かがミュージックビデオで流行りだしたらスパイク・ジョーンズかミシェル・ゴンドリーを疑ったほうがいいわけであって、ゴンドリーが2008年にディック・アネガンというアーティストの"Soleil du Soir"っていう曲でストップモーションを使用してる。ゴンドリーはストップモーションが好きだったはずなので、この流行の発生源もゴンドリーかな…
と、思ったのだが、よく考えたらA-Haの"Take on Me"もストップモーションだったじゃないか。
で、なんか最近こういう場面をコマに分解するような演出ってイギリスの舞台でも流行ってると思う。主にストロボを使用して人間の動きをコマに分けるのでコマをつなげて動きにするストップモーションとは発想が反対方向なのだが、舞台もこういうビデオの影響を受けてるのかな?