イタリア食い倒れ旅行(2)〜ローマ二日目の午前中、旧アッピア街道

 さてさてローマについて翌朝はアルケオバスという考古学バス(12ユーロ、乗り降り自由)にのって旧アッピア街道へ。
 ホンモノのアッピア街道だぜ!!

 まずはドミネ・クォ・ヴァディス教会で下車。

 ちっちゃくてとくにすごい建築物ではないし「おぬしどこへいくのじゃ教会」(※ふつうに訳すと本当は「主よ、どこへ行かれるのですか」教会です)とか名前も変だが、聖ペテロゆかりの教会らしい。
 内陣。

 床の銘板。

 教会を出た後、せっかくなので街道を歩いてみようということでバスにのらずにカタコンベまで歩いたのだが、旧アッピア街道は道が狭くてほとんど歩道がないわりに交通量が多く、車がびゅんびゅん飛ばすのでえらく危険(慣れてない旅行者は色気を出さずにバスに乗ったほうがいいと思います)。しかもサン・カッリストのカタコンベはchiuso(閉鎖中)だった…
 運良くサン・セバスティアーノのカタコンベはあいていた。

 カタコンベの入り口。

 ちなみに砂川に子どもの国という遊園があって、私は子どもの頃そこで初めてカタコンベというものを見たのだがなんかそのカタコンベはでっかい土管を地面に埋めただけのもので全然楽しくなかったのでカタコンベなんて楽しいんだろうかと思っていた…のだが、ホンモノのカタコンベはすごかった。ローマ時代の墓、キリスト教時代の墓、ルネサンス期の教会などが何層にもなって建っていて、地下墓所ラテン語銘板とかも良く残っているし(アラム語銘板もあった)、上のチャペルも綺麗である。
 聖セバスティアーノにささげられたチャペル内陣。

 セバスティアーノはデレク・ジャーマンが伝記映画『セバスチャン』にしている殉教者聖セバスチャンのことである。





 チャペル外観。

 この後、またまた歩いてチェチリア・メテッラの墓へ。

 でっかい!!

 チェチリア・メテッラはローマの権門の娘だったらしい。

 墓をみあげるヒトたち。






 チェチリア・メテッラの墓の近くにいたイヌ。ナンパを試みるがフラれる。

 墓の近くにあったなんだかよくわからない廃墟。あとで調べたところによると、クィンティリアヌスの別荘?かも。

 アルケオバス終点のバールにいたネコ。


 この後、バスに乗って街中まで戻った。