英雄的決意を持ってひとりでユニヴァーサル・スタジオに行ってきた〜なんかうちの近所のセットが組まれていたのだが…

 月曜日は博物館がたいていしまってしまってどこも行くところがなかったため、英雄的決意を持ってひとりでユニヴァーサル・スタジオに行ってきた。
 ハリウッドの外れのほうにあり、地下鉄(+坂登りのフリーシャトル)で行けるのでアクセスは大変良好。



 基本、稼働中のユニヴァーサルのスタジオにいくつかアトラクションがくっついているだけでそんなに大きいテーマパークではない。
 メインのアトラクションはスタジオツアーで、もちろん私もこれがお目当てなので朝一番にこれを見に走る。オープントップバスみたいなやつに乗ってスタジオに見ることができる。
 出発直後、ポスターが貼られた道。

 スタジオ。中は使用中らしい。

 セット見学。どの映画で使われたセットなのか、映像つき(バスの前にスクリーンがついてる)で解説してくれるので大変映画ファンには嬉しい。

 これは『バック・トゥ・ザ・フューチャー』で使われたらしい。

 『バック・トゥ・ザ・フューチャー』で使用された街のセット。落雷した時計台はなんと『アラバマ物語』でグレゴリー・ペックが降りてくる階段のある建物と同じセットだとか…塗り直したり微妙にモデルチェンジして同じセットを何度も再利用するらしい。


 設定としてはキングコングにぶっ壊されたバスらしい。たまにアトラクションっぽいものがあり、この後バスごと3Dシアターに入ってみんなでキングコングに襲われて出て来た。3Dシアターの前後にピーター・ジャクソンによる技術解説などもある。

 撮影に使われた車両。『ワイルド・スピード』や『ロスト・ワールド』の使用車とか、あとデロリアンもある。デロリアンは一台ではなかったそうだ。




 ?!

 『ワイルド・スピードX3 Tokyo Drift』のセットらしい。

 あれはなんかアレな出来の映画だったという噂だが、ここでは車の特殊効果の派手なデモンストレーションを見ることができる。車が吹っ飛ぶわ火が燃えるわ、全部裏方がコントロールしてるらしい。

 こちらは洪水の特殊効果。原始的な特殊効果らしいのだが、ちゃんと撮影するとこまで水がふっとんでこないようコントロールされてる。街のセットはメキシコをイメージしてるらしい。

 水面の高さからミニチュアの船舶などを撮影する際のトリック。モーゼみたいに川を割ってここからカメラを入れて撮ったりするようだ。

 『デスパレートな妻たち』のウィステリア通りだ!!

 …この通りが一番のお目当てだったのだが、なんと実際にデス妻を撮影していたためここまでしか見れず。残念…!!
 『サイコ』のベイツモーテル。

 中に役者が隠れていて、ナイフで襲撃してくるなどのファンサービス(?)あり。悪ノリ…

 これは別にノーマン・ベイツがやったんじゃなく『宇宙戦争』の撮影に使ったものを保存してるらしい。使わなくなった飛行機を実際に買ってきてぶっ壊したとか…

 こんな感じでスタジオツアーは大満足。映画好きには大変興味深い。
 その後、小道具の博物館に行ったところなんと改修中でやってなかった…

 しょうがないので特殊効果のデモンストレーションをするステージとか『ウォーターワールド』などのステージを見て時間をつぶした。下のは『ターミネーター2』を3Dにしたアトラクションだが、私は実は原作の映画を見たおぼえがない…

 ここはサイバーダイン社の建物という設定で、アトラクションのあらすじ自体はメディアコントロールを試みるサイバーダインの支配に抵抗するヒーローたち…というものなんだけど、このアトラクションを運営しているユニヴァーサルはむしろサイバーダインに近いもの(世界最大規模のメディア企業)であるわけだよね。すごいアイロニカルだな。
 なぜかアイリッシュパブが。

 ロンドン?

 なんでわざわざロサンゼルスまで来て女王のジュビリーを…

 …あのさ、これうちじゃないか?

 うちの近くの例の本屋なんだけど。

 こんな感じでうちの近所が張りぼてになっているのを見てちょっと疲れてきたのでユニヴァーサル・スタジオはこれでおしまい。

 全体的にテーマが映画の特殊効果で、ユニヴァーサルが権利を持っている古典的なホラーとかSFアクションがメインコンテンツなので、世界観はけっこうダークだしヴァイオレントである。ディズニーランドなんかに比べたらだいぶ大人向け(+映画オタク向け)なんじゃないかと思う。あと、ディズニーと違うのは「映画の特殊効果の仕組み=張りぼての裏側を見せる」ことをテーマとしていること。ロサンゼルスは基本、映画の街でつまりは張りぼての街なんだと思うが、張りぼてをどうやって支えているかをぶっちゃけて見せるテーマパークというとこは大変興味深い。