Anthony Murphy, ed., A Concise Companion to Shakespeare and the Text

 Anthony Murphy, ed., A Concise Companion to Shakespeare and the Text (Blackwell, 2007)を読んだ。

 最近、Companionと銘打っているのにあまり初歩的な知識のまとめとかがなくて単にテーマ論文集みたいになっている本も多いのだが、これはわりと一冊で基本的な知識からいろいろな考察まで網羅している感じで、カバーしている範囲もシェイクスピアの刊本出版から編集、読者、デジタルテキストなど広範囲だし、そんなに分厚くもないし、よいCompanionだと思った。ただ、やはりCompanionなら付録に年表とか図表類をもっとつけてほしいんだけどなぁ…