ウィーナー図書館で'Wit's End: The Satirical Cartoons of Stephen Roth'展を見た。これはチェコのユダヤ系風刺漫画家で、第二次世界大戦中にイングランドでナチスをバカにする風刺漫画で名をあげたスティーヴン・ロスとその周辺の人々の業績を記念するもの。
ナチス化されたモナリザ!
ホラティウス三兄弟の誓いを下敷きにしたもの。
ヨーロッパの文化の粋であるはずのイタリアがドイツにいいように手玉にとられ、イタリアの庶民がドイツにいじめられてる、というモチーフがロスの絵には頻出するらしいのだが、これはあまり日本人にはあまり思いつかない発想だと思うので非常に面白い。