ビートルズ生家めぐりナショナルトラストツアー

 さてさて、リヴァプール二日目のメインはビートルズの生家をめぐるナショナルトラストのツアー。予約なしでは参加できない。

 まずはジョン・レノンがミミおばさんのもとで育った家、メンディップスへ。

 内装は撮影できないのだが、本がたくさんあったりミドルクラス趣味な装飾でかなりポッシュな一軒家だった。ジョン本人も、自分はビートルズの他のメンバーに比べると少しだけ階級が高い家で育った、と言ってたとか。


 この家はオノ・ヨーコがジョンの名前が商業的に利用(「ジョン・レノン・ホテル」とか…)されることを恐れて購入し、ナショナルトラストに寄付したらしい。そのおかげで50年代風の静かなたたずまいに修復され、一般客も中に入ることができるのだとか。
 はしゃぐ人々。


 なくなってから20年以上たっているので、ブルー・プラークもある。

 次はポール・マッカートニーの家、フォースリン・ロード20番地へ。

 ここはカウンシルハウス(公営住宅)で、メンディップスに比べるとかなりワーキングクラスな感じの家である。ポールは生きているのでもちろんブルー・プラークとかはまだない。ポールはこの家が公開されるようになってから戻ってきたことはないらしいのだが、弟のマイケル(家族の写真を撮るのが子供の頃の趣味だった)の協力で家が50年代風に修復されたらしい。

 と、いうことで、なんてことない民家二軒なのだが、ツアーではどの部屋で何の曲が作られたとかそういうことまで説明してもらえて非常に勉強になる。あと、そもそも50年代の民家をきちんと保存するということ自体がけっこう面白い試みである気もする。