フィルムセンター「映画より映画的!日本映画スチル写真の美学」&「NFCコレクションでみる日本映画の歴史」展

 今日の昼休みは国立近代美術館フィルムセンターで特設展「映画より映画的!日本映画スチル写真の美学」と常設展「NFCコレクションでみる日本映画の歴史」を見た。

 スチル写真展のほうは、映画の宣伝写真がスチルマンがとったものから一般写真家のものへと変遷し、様式もかなり変わって、はたまた最近は写真家が映画を撮るように…という歴史の流れにあわせていろいろな宣伝写真を展示したものである。映画にない場面をあらかじめ宣伝用に撮影するということもずいぶんあったそうで、そういうもののほうがかえって映画の雰囲気をとらえていたりする、というあたりが面白い。

 日本映画の歴史展のほうは、映像や道具を交えてサイレントの時代から映画を振り返るというもので、こちらも結構見応えがある。

 しかしフィルムセンターに行くのも久しぶりで懐かしかったのだが、表象文化論のフィルムセンター映画上映会はもうないのかなぁ…