さて、旅の二日目はまず箱根ラリック美術館へ。
以前に一度行ったことがあったのだが、特設展示もあったし少し展示替えもあり、楽しめた。しかしラリックのデザインを見ているとアール・ヌーヴォーとアール・デコというのはかなりゆるやかな継続した変化で、ずっと活躍していたデザイナーもいるし様式にも共通点があり、二つに分ける意味があるのだろうか…とちょっと疑問に思ってしまった。
一番面白かったのは車のラジエーターにつけるマスコットである。ラリックはラジエーターにとりつけて光るマスコットを多数制作してこれが大ヒットしたらしいのだが、発想が携帯ストラップとかに似ていて、こういうマスコットデザインというのは形を変えて生き残っているんだなと思った。
雨の庭に秋が。
アール・ヌーヴォーからアール・デコの時期のデザインに使われたような植物を植えた感じのいいお庭がついている。
