重要告知三種

 本日は重要告知が三つ。

(1)博士号取得のお知らせ
 本日(UK時間だと昨日)、キングズ・カレッジ・ロンドンの博士号の書類処理が終わって、おおっぴらに博士と名乗っていいことになりました。これで一人前のジェダイです!あとは納本と卒業式出席がありますが…

(2)学会のお知らせ
 明日(10/6)、鹿児島で開かれているシェイクスピア学会にてセッション「シェイクスピアの『異性配役』を再考する」で発表します。「英国ルネサンスの女役と女性観客」と題して、英国ルネサンス期の女役(少年俳優)を女性観客がどう受容し、劇団のほうは女性観客のほうにどのようなアピールをしていたか、ということをテーマにした発表です。博論の一部をふくらませたものです。

(3)書評刊行のお知らせ
 初めて書いた書評(英語)がMedical History. 54.4 (2013)に掲載されました。Katharine A. Craik and Tanya Pollard (eds), Shakespearean Sensations: Experiencing Literature in Early Modern England (Cambridge: Cambridge University Press, 2013)のレビューです(pp. 608 - 610)。シェイクスピアの時代の演劇における感覚の使い方を分析したもので、観客の感覚をどう動かすかとかいう話もあるので、共感覚はもちろん観客論などに興味ある方にもおもしろい本かと思います。

Shakespearean Sensations: Experiencing Literature in Early Modern England

Cambridge University Press
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