商標の出しゃばりっぷりに辟易〜「ピーターラビットTM in Ginza〜絵手紙120周年」

銀座ソニービルで「ピーターラビットTM in Ginza〜絵手紙120周年」展を見てきた。展示自体は結構少なく、前に同じところでやっていた「リサとガスパール」展よりもしょぼかった気がする。

 そしてなんといってもびっくりしたのはやたら上付きTM(トレードマーク)のサインが出しゃばってること。展示会のタイトル名にもついてるし、解説パネルはこのありさまで、読みやすさを損なってるレベル。

 なんかスカイネット社かなんかに監視でもされてんのかと思うレベルでTMがついてる。映像ブースなんかでも同様で、『あひるのジマイマのおはなしTM』とか、全部の童話にTMマークがついており、途中でやる気が減退して出てきた。

 …で、私は商標権全然わからないし(司書課程で知的財産権関連の科目をとったのだが著作権と特許が主で全然商標はやらなかった気がする)、この手のギャラリーでの商慣習にも疎いんだけど、このTMマークは絶対つけないといけないもんなの…?それともピーターラビットの権利を持ってる人が絶対つけろって言ってきたの…?なんか、ウィキペディア情報によると、

「商標が登録商標である旨の表示」は、(たとえば日本法においては)「商標権者・使用権者が登録商標を付するときに、その商標に付けなければならない」ものであり、他者がその商標と同じ文字列(たとえばブランド名)を単に記す際にそのようなものを付けるのは、誤りであるのみならず、記述者を権利者と誤認させうる問題のある行為であるが、商標名を書く時にはそのようにしなければならないという誤った思い込みが広く見られる。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%95%86%E6%A8%99#.E5.95.86.E6.A8.99.E3.81.AE.E8.A1.A8.E7.A4.BA

 ってことらしいんだけど、こんだけつけてるとソニーが商標権を持ってると勘違いする人が出てきそうじゃない?読みにくくなるだけだし、やめたほうがいいのでは?