ニュースの偏り〜日本橋三越「第54回2013年報道写真展」

 日本橋三越で「第54回2013年報道写真展」を見た。

 年末の報道写真展は日本に住んでた間はたいてい見ていたと思うのだが、これを見ると毎年、自分が見てるニュースって偏ってるなと思う。写真展なのでスポーツとかが多いのだが、なんといってもスポーツが苦手なので私にはこの展示で初めて知るようなニュースが多かったりする。

 あと、やっぱり写真展ということだけあってそもそも出てくるものが偏っているということがあり、写真は基本センセーショナルなメディアだよなと気持ちになる。やはり災害やスポーツみたいなわかりやすい画像がとれるものが多く、こみいった政治や学術をとりあげたものはそんなに多くはない。ダイオウイカくらい華やかな話題になると学術でも取り上げられるのだが、政治だと閣議とか政治家がちょっと握手してるとかその程度の写真ばかりになってしまう。さらに秘密保護法周りの報道写真がほとんどなく、ほんとに日本の報道写真家は仕事してんのかと思うようなことも…ああいうデモとか政治的紛糾とか、体力は必要かもしれんけど少しねばればいい絵がとれるはずだよね?