ギャラリー古藤「表現の不自由」展

 大学のすぐ向かいにあるギャラリー古藤で「表現の不自由」展を見てきた。政治的理由で展示を拒否されたり自主規制を求められた美術作品を紹介するというものである。なかなか重いテーマだし、最近政治的理由で展示拒否されるものが多いという話を聞くと全く暗澹たる気分になるが、それだけに開催する価値のあるテーマだ。

 ニコンで展示拒否騒動が起こった安世鴻の写真パネルなど。

 「慰安婦」をモチーフとした「少女像」。これはかなり力のある作品だった。

 作品の質としては玉石混淆な気もするが、上の写真のようにとても良いと思ったものもあった。ギャラリー内で「作り手の自由も受け手の自由も日本ではあまり尊重されてない」というような議論に関する記事がいくつか出ていて、これはとても重要な論点だと思った。しかし、これ学期中にやってくれれば学生連れてきたのにな…