論文が一本出ました。
「「シンデレラストーリー」としての『じゃじゃ馬ならし』一一アメリカ映画『恋のからさわぎ』におけるシェイクスピアの読みかえ」『New Perspective』45(2015): 35-49。
基本的には『じゃじゃ馬ならし』の翻案ものであるアメリカの学園映画『恋のからさわぎ』を中心に、『じゃじゃ馬ならし』の受容をバーナード・ショーの『ピグマリオン』の受容と比較しながら分析するというようなものです。東大にいた頃に書き始めて、その後ずーっと塩漬けになっていたのですが、去年のゼミで学生に『恋のからさわぎ』を見せたところけっこう反応が良かったので論文を直そうという気になりました。『New Perspective』はあまり入手しやすい学会誌ではないので、欲しい方はご一報いただければメールでpdf送ります。