ヒースローで窮地 

 ヒースローにねまき姿で一文無しで到着するという窮地に陥っていますが、私は元気です。

 追記:結局、一文無しのねまき姿でヒースロー空港に六時間缶詰めになった。
 今回の出張はドゥヴロブニクでの学会発表が目的なのだが、ゴールデンウィークで飛行機が混雑しすぎていたのと、あとドゥヴロブニクが意外と辺鄙(というと悪いのかもしれないが、直行便で行ける都市がけっこう少ない)なので、土曜日にロンドンヒースローを経由してBAでウィーンまで行き(日曜はもうなんかあまり空席がなく、早めの移動に)、ウィーンで休んで平日の月曜日にクロアチアに移動する、という変態機動になったのだが、ロンドンに降りる直前に大トラブルが発生した。私は超時間飛行機に乗るときはエコノミークラス症候群を避けるため、途中でひっそりねまきのズボンに着替えて降りる前にちゃんとした服に着替えるようにしている。今回も着陸前に飛行機のお手洗いに入って着替えようとしたところ、なんと下水がトイレの後ろ側から漏れており、トイレのふたの上に置いておいた服が汚水まみれに。なんかものすごい尿臭のする服を着て出て行くわけにはいかないので、仕方が無くかぎりなくねまきに近い姿でヒースローに上陸。ウィーン行きに乗るまで6時間くらいあるのでその間にATMでお金を下ろして暖かいまともな服を買おうとしたところ、なんとATMが国際キャッシュカードを受け付けず、お金がおろせない。もしウィーンでもお金がおろせなかったらどうしよう…とものすごく心配になりながらねまきで6時間ヒースローで過ごした。ウィーンに着いたら何の問題もなく国際キャッシュカードでユーロをおろすことができ、空港で荷物を受け取って中に入っている暖かい服に着替えることもできたので、一安心したのだが、まったくあの6時間は生きた心地がしなかった…ねまきなのでちょっと寒かったし…