英日翻訳ウィキペディアン養成セミナー第一期結果報告

 クォーター制導入に伴い、非常勤先の東大駒場の英語クラスで実験的に始めた英日翻訳ウィキペディアン養成セミナーですが、クォーター制で2ヶ月しかないものでもう既に記事作りが終了しました。最初は下書きを誤って標準空間にアップしてしまう学生などが続出し、どうなることかと思いましたが、他のウィキペディアンの方々にご迷惑もおかけしつつ、どうにかこうにか無事45本の新規翻訳記事を作成することができました。一覧が下にありますので、もしよければ是非学生の成果をごらんください。何か問題がありましたらどんどん直してください。また、学生が作った記事の多数がメインページ用新着記事にノミネートされており、ウィキペディアンの方々のサポートと評価には深くお礼を申し上げます。


作成した記事一覧

 反省点としては、記事の選び方にちょっと問題があったかと思っています。私がリストした記事か、また執筆依頼が出ている主な記事の中から選ぶという方式にしたのですが、とくに執筆依頼が出ているものに関しては英語記事がかなりの悪文であるもの、出典不備のものなどがあり、さらには日本語記事アップ後に元記事の著作権侵害が見つかったものなどもあり、せっかく学生が努力しても元記事の問題であまり良質にならないことがあります。6月からもう1セット授業があるので、記事の選び方にもっと制限をかけようかと思います。

 また、一応、下書き段階で一度私が全ての記事に目を通してコメントしたのですが、1週間で45本の記事の翻訳をチェックするとはっきり言って教員が死にます。学生数を減らすか、ウィキペディアがわかりTAを頼まないとヤバいと思っていますが、学生数減はちょっと認めてもらえないかもしれなくて…