表象文化論学会第10回研究発表集会

 表象文化論学会第10回研究発表集会に行ってきた。

 午前のセッション「形式の部屋」で司会をしたので、この部分はツダりがない。発表は辻佐保子(早稲田大学)「「ミュージカル・プレイ」と「ミュージカル・コメディ」のあわいで――ミュージカル『ビリオン・ダラー・ベイビー』における形式の趣向に対する考察」、平芳裕子(神戸大学)「モデルに倣う――ファッションにおけるパターンの出現」、本田晃子(早稲田大学)「ガラスの社会主義リアリズム――フルシチョフのソヴィエト宮殿計画案をめぐる考察」の3つで、それぞれ時代もメディアも違うが、時代から影響を受けたスタイルとどう付き合うかというテーマを扱っていたと思う。

 そのあとちょっと集中講義が一コマあったので別のところで授業をして、夕方のパネル開始時刻くらいに駒場に戻ってきた。最後のセッションはツダった。バザンのオーソン・ウェルズ論の日本語訳が出るそうで、これはシェイクスピアリアンにも関係がありそうなので要チェックだ。

表象文化論学会第10回研究発表集会「アンドレ・バザンの現在」