オレゴン・キャバレー・シアターに行ってきた。
こんな建物。元は教会で、30年程前にキャバレー・シアターになったそうだ。
中がなんかすごい。アメリカ映画に出てくる社交場みたい。
シャンデリアは1920年代にできたペンシルヴェニアの映画館からサルベージしたものだとか。
演目は"Ring of Fire"。ジョニー・キャッシュについてのミュージカルを見る。
ここはディナーシアターなので、ごはんが食べられる。せっかくなので早めに到着して夕飯を食べた。
シャーリーテンプルとサラダ。謎な感じのヴィネグレットがかかっている。ヴィネグレットってこんなにとろみあったっけ?
スターターのクラブケーキ。ふつうは二個らしいのだが一個にしてもらった。ソースはちょっと辛くてイマイチ。
リコッタとほうれんそうのマニコッティ。
お料理はフツーだったのだが、インターミッションに出てくるデザート、ディック・ヘイ・パイがとにかく有名らしい。
チョコクッキー生地みたいなベースにバニラアイスクリームとピーナツバターを凍らせてケーキ型にし、チョコファッジをかけたもの。アメリカのお菓子にしては甘みがしつこくなくて大変美味しいのだが、とにかくデカい。この半分でいいかも。「ディック・ヘイ」というのはオレゴン・シェイクスピア・フェスティバルの舞台美術デザイナーであるリチャード・ヘイの名前からとったらしい。
演目"Ring of Fire"はジョニー・キャッシュの歌を使ったジュークボックス・ミュージカルなのだが、ストーリーはジョニー・キャッシュの人生についてのナレーションがちょっと入るだけで、歌が物語の一部として機能してるようなしっかりしたジュークボックス・ミュージカルではない。5人からなるバンドが出てきて、いろいろなヒット曲をずっと演奏しながらなんとなくキャッシュの人生を…という感じで、そこまで演技をするわけでもなく、ソングブックといったようなものである。そういうわけなので、キャッシュの歌に思い入れがないとそこまで面白いわけではないと思った。私はあまりジョニー・キャッシュに詳しくないので、まあ歌はいいと思ったけどミュージカルとしてはそんなに…