世界シェイクスピア学会(シェイクスピア没後400周年記念大会)

 今回の渡英のメインの目的である世界シェイクスピア学会(シェイクスピア没後400周年記念大会)は正規日程が7日(そのうち初日は登録とレセプションだけ、中の一日は移動日)、その他にエクストライベントもあったので、できるだけ内容をツダった。途中で力尽きたのとかもけっこうあるが…私は"Recreating Shakespearean Performance Cultures Worldwide: Live Digital Relay as Creative Practice?"のセミナーに、日本におけるNTライヴの受容についてのペーパーを出した。

世界シェイクスピア学会(シェイクスピア没後400周年記念大会)一日目
世界シェイクスピア学会(シェイクスピア没後400周年記念大会)二日目
世界シェイクスピア学会(シェイクスピア没後400周年記念大会)三日目
世界シェイクスピア学会(シェイクスピア没後400周年記念大会)五日目
世界シェイクスピア学会(シェイクスピア没後400周年記念大会)最終日
世界シェイクスピア学会(シェイクスピア没後400周年記念大会)エクストライベント、シェイクスピアの遺言を考えるスタディ・デイ

 この後、書き忘れていたのだがエクストライベントとしてグローブ座のサム・ワナメイカー・プレイハウスで、8月11日に有名なフォリオハンターで私が憧れているエリック・ラスムッセンの講演会があった。フランスのサントメールで見つかったファースト・フォリオを中心にした話である。このフォリオが見つかった時、ラスムッセンがマスコミに話した内容(サントメールで見つかったフォリオカトリックの学校所蔵のものだったのだが、この由来が非常に興味深い、というようなどうってことないコメント)にどんどん尾ひれがついて、「シェイクスピアは隠れカトリックか?!」という昔からやってる話題を勝手にニュースが報道しだしたという話は大変面白かった。当たり前だが、ラスムッセンは大迷惑だったらしい。