グラスゴーのキングズ・シアターで『ロッキー・ホラー・ショー』上演を初体験

　グラスゴーのキングズ・シアターで『ロッキー・ホラー・ショー』を見てきた。映画は見たことあるが、舞台を見るのは初めてである。

　お客さんはかなりの人が登場人物のコスプレをしている。コスプレしていてお客さんが熱いじたいはいいのだが、帽子を脱がない人がけっこういるのは困った。キングズ・シアターはかなり設計に問題のある劇場で後ろの席だと見えにくく、とくに私は前に柱があってほとんど席として機能していないところだったのだが、三席くらい前に帽子をかぶったコスプレの人が座っていて困ってしまった(すぐ前なら脱いで下さいと言えるのだが、遠いと声も届かないし)。しょうがないので私は床に座って見ていた。

　まあ『ロッキー・ホラー・ショー』なので、話はえらいシュールである。歌や踊りは皆とても上手で、とくにジャネット役のダイアナ・ヴィッカーズは期待したより良かったと思う。

　とはいえ、ちょっと雰囲気に慣れるのでけっこう精一杯で、あまり細かいところに注意を払えなかった。まず、ファンがいろんなところで茶々を入れてそれに役者がアドリブで反応したりするので、そういう進行形式に慣れないといけない。また「タイムワープ」のところではもちろん踊り出す人が出てくるし、お客もけっこう大変だ。最後にカーテンコールでもう一度タイムワープダンスがあり、踊りについていくのが大変だった。