楽しいミュージカル〜来日版『キンキーブーツ』

 来日版『キンキーブーツ』を見てきた。話は基本的に日本語版とおなじだが、もちろん英語である。

 楽しいところもあまりピンとこなかったところも日本語版とおなじで、やはりチャーリーがローラに電話をかけて「君こそ立派な男性だ」みたいに謝るところはどうかなーと思ったが、英語版はローラ(J・ハリソン・ジー)がかなり「あんたのひどい電話にほだされたわけじゃないの!」みたいにチャーリーを強くつっぱねてて、そのへん少しイングランド的なひねったユーモアで処理しているのかなという気がした。また、英語版はチャーリー(アダム・カプラン)がほんとうに平凡なそこらの若い男性で(歌も演技もうまいのだが)、日本語版の小池徹平がなんか凄く可愛くて田舎町一番のイケメンが奮起…みたいな感じだったのに比べるとやたらリアルだった。そんな平凡な青年の活躍に田舎娘だが頭は冴えてるローレンがグっとくるあたりが盛り上がるので、チャーリーのキャラ設定としては英語版のほうがいいのかもしれない。