『ライフ』を見てきた。
宇宙空間内に設置されたラボが火星の生命体を発見し、育成に成功するが、これがとんでもない凶暴な生命体で…という映画である。
全体としてはけっこう面白く見られたのだが、『エイリアン』など古典的な作品を踏襲しすぎていてそんなに驚きはないかと思う。オチの付け方はちょっといいかもしれないが、それでも若干強引で、なんで脱出ポッドがそんな方向に…と思ってしまった。ただ、防疫の重要性についてはけっこういい啓蒙映画なのかもしれない。
なお、ネタバレになるが、死ぬ順番は最初だけけっこう意外だった。最後に生き残る2人はけっこうすぐ想像がつく。ちなみにこの作品がベクデル・テストをパスするかどうかは判断が難しい…というのも、ショウの妻カズミとキャットが衛星通話で一言だけ言葉をかわすところがあるのだが、このキャットの台詞はカズミだけに言っているというよりはショウとカズミに言っているので、たぶん女性同士の会話としてカウントできないと思うのである。