ダウントン・アビーの舞台、ハイクリア城

 ダウントン・アビーの舞台であるハンプシャのハイクリア城に行ってきた。なかなか予約がとれない人気のお屋敷である。しかも相当に辺鄙なところにあり、ニューベリー駅からタクシーをつかまえないといけない。

 ほんとにドラマそのまんまの風景だ。

 オープンハウスに押しかける平民たち。予約をしても入り口で並ばないといけないくらい混んでいる。中に入るとわかるのだが、通路が狭いお屋敷なので一度にたくさんは入れない。

 内部は撮影禁止なのだが、そんなにすごく大きいお屋敷というわけではないし、けっこう生活空間だ(冬は持ち主のカーナヴォン伯爵一家がここに住んでいるらしい)。コーラやイーディスなど登場人物の部屋という設定の寝室、ケマル・パムークが泊まった客室、ホール、図書室などが公開されている(使用人の部屋は公開されていなかった)。さらにカーナヴォン伯爵一族の屋敷だということで、地下ではツタンカーメン発掘事業のスポンサーだった第五代カーナヴォン伯爵のコレクションと事績についての展示も行われている。
 お庭はケイパビリティ・ブラウンがデザインしたもので、けっこう広い。