今月の連載は「キモくて金のないおっさんの文学論〜『二十日鼠と人間』と『ワーニャ伯父さん』」です

 wezzyの今回の連載記事は「キモくて金のないおっさんの文学論〜『二十日鼠と人間』と『ワーニャ伯父さん』」です。所謂「キモくて金のないおっさん」を、真面目に文学史に位置付けられないかということを考えてみました。
 実は「キモくて金のないおっさん」のことを書こうと思った時点で、他人の実存(「キモくて金のないおっさん」を自認している方々のアイデンティティ意識)に関することを文学的にこねくりまわすのはちょっとフェミニスト批評としてどうなのか、なんか差し出がましくて趣味が良くないんじゃないかという気もしたのですが、個人的に世の中には素晴らしい「キモくて金のないおっさん」文学の水脈があると思うのにあまりそういうことが意識されていないように思ったので、できるだけ「キモくて金のないおっさん」を自認している方がさらっと楽しく読めそうな感じにできないかと思って頑張ってみました(うまくいったかはわかりませんが)。