スタントンでは毎日学会があり、さらに観光地はほとんど車がないと行けないところなのでほぼ観光はしなかったのだが、スタントンには噂に聞く「大統領図書館」があって、博物館部分はリサーチ目的でない人にも公開されているというので行ってきた(なお、数日前に行ったモンティチェロにも文書館が付属している)。「大統領図書館」というのは、各大統領に関する資料を集中的に収集する施設で、あまり他の国にはないシステムである。スタントンはウッドロー・ウィルソンの生家があり、ここにウッドロー・ウィルソン図書館大統領図書館・博物館が設置されている。リサーチはしないので図書館には行かなかったが(そして公文書の大部分は国立文書館にあり、所蔵の大部分は個人的文書らしいが)、博物館じたいはけっこう見応えがあった。