スペンサー、悪魔に魅入られる~『ジュマンジ/ネクスト・レベル』(ネタバレあり)

 『ジュマンジ/ネクスト・レベル』を見た。

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 前作の終了後、主役だったスペンサー、ベサニー、マーサ、フリッジは大学に進学しており、クリスマス休暇にみんなが故郷に帰ってくるところから始まる。ところがスペンサーはあまり環境の変化に対応できていないみたいで、遠距離恋愛中のマーサとあまりうまくいっていない。ブレイブストーン博士だった時のことを懐かしんだスペンサーは、回収してあったジュマンジのゲームを手にする。翌日、スペンサーが行方不明になったのを心配した他の3人はゲームに入ってスペンサーを探すことにするが、ゲームの故障でマーサとフリッジ、上の部屋にいたスペンサーの祖父エディとその旧友マイロがゲームに飲み込まれてしまい…

 

 新しい登場人物をめぐるプロットとして、しばらく仲違いしていたエディ(ダニー・デヴィート)とマイロ(ダニー・グローヴァー)が関係を修復する過程があり、今作ではここがかなり面白いポイントになっている。この2人はもともと親友で料理店を共同経営していたが、マイロが店を売ることにしたせいでエディと決裂してずっと話もせずケンカしていたそうで、たまたま久しぶりにマイロが会いに来ていた。間違いでゲームに入ってしまった結果、エディがブレイブストーン博士、マイロが動物学者のムース・フィンバーになってしまうのだが、2人ともゲームのことは全くわかっておらず、エディは頑固じじいだしマイロはやたら話が長くて回りくどいしで、マーサ(今回も前回同様ルビーになる)とフリッジ(今回はシェリーになっている)を困らせまくっている。もともとのじいちゃん2人を演じるデヴィートとグローヴァーがいかにもベテランの風格で非常に面白いのだが、ゲームの世界に入ってから、ブレイブストーン博士を演じるロック様とフィンバーを演じるケヴィン・ハートがかなり上手にデヴィートとグローヴァーの真似をしていて、これが非常に笑える。とくに話が長いマイロじいちゃんがそのまんま中に入ったムースはものすごくおかしい。最後は笑わせるだけではなく、ホロリとさせるところもあってきちんと落としている。

 

 なお、スペンサー役のアレックス・ウルフは前作の後に『ヘレディタリー/継承』に出たのだが、最初の鬱気味なスペンサーはまったく悪魔に魅入られそうな感じで心配になった。まあ、今作でもちょっと最初はそういう感じの展開なのだが、アレックス・ウルフはそういう役ばっかりである気が…