全ての締め切りをかなぐり捨てて、前から行きたかった飛鳥に行ってきた。なんと、奈良女の専門家が案内して下さるという豪華ツアーだった。
本薬師寺遺構。
甘樫丘。
明日香村埋蔵文化財展示室。これは宮にあった井戸の遺構だそうな。
飛鳥寺。大仏は火災などで再建されており、どの程度がオリジナルなのか議論があるそうで、お寺のほうではかなりの部分がオリジナルだという解説を出していたのだが、専門家によるとこちらの説は若干眉唾だそうな(こういう学説のアップデートができるのが、専門家と一緒に歩くときのいいところだ)。とはいえ、魅力のある仏像だ。
亀形石造物。悲しいことに、昨年の台風で脇の設備が壊れており、まだ予算がなくて直せていないらしい。飛鳥の大事な遺跡も直せないで美しい国とか言ってんのか…
いたるところに遺構とか宮の跡地とかがあるので、安心できない。
このふしぎな三角っぽい区画、なんと蘇我家のお屋敷の池があったところのあとで、だから田畑の区切り方がおかしくなっているらしい。史料からここに屋敷があったと裏付けることができるのだそうだ。すごい!
天武・持統天皇陵。入れない…
高松塚古墳。資料館もあり、壁画の複製などを見ることができる。
キトラ古墳。模型の形がちょっとあやしい。
帰りにのったかっこいい電車、青のシンフォニー号。
やはり専門家の解説があると、ふつうなら全く気付かないようなところにも史跡があるのがわかって大変面白かった。ものすごく充実した飛鳥ツアーだった。