演劇企画CaL番外公演『山の神様 -The Gods of the Mountain-』を見た。ロード・ダンセイニの戯曲である。
原作は神秘的なホラーファンタジーっぽい味わいの作品で、あまり日本で上演されるわけではないと思うので貴重な機会…だと思うのだが、正直、音声が有料配信のクオリティではない。雨天に野外上演、おそらくはピンマイクなしで撮っているため雑音がすごく、なんかもうただ稽古しているみたいで、集中して見られるようなクオリティの映像ではない。前回この劇団がやった『旅人たちの春の夢 -The Tinker's Wedding-』の時もちょっとセットが安っぽい感じがするのは改善点だと思ったのだが、野外でしかも雨まで降っていると余計安っぽい感じになってしまう。こういうプロジェクト自体は大事だと思うし、新型コロナウイルス流行のせいでトラブルがたくさん発生してうまくいかないのはわかるが、実に残念である。
