教育用のアーカイヴ映像という感じ~『いつかの、どこかの、ロミオとジュリエット』(配信)

 たちかわシェイクスピアプロジェクト『いつかの、どこかの、ロミオとジュリエット』を配信で見た。鮭スペアレの中込遊里が立川の中高生を指導してシェイクスピアをもとにした作品を作るというプロジェクトである。

www.tachikawa-chiikibunka.or.jp

 『ロミオとジュリエット』を30分くらいで自由に翻案したものを子どもたちが発表するというものである。教育プロジェクトとしてはとても重要なことをやっているのだろうなとは思うし、中高生たちはものすごく頑張っているのだが、まあ全体としては教育用アーカイヴ資料という感じだった。とくに野外で録音したところはほとんど声が聞こえないところがある。野外で音をとるのはプロの劇団でもけっこう難しいが、プロの役者ではない中高生が話しているところを外で録ると全然、聞こえないところがある。あと、昼プロよりも夜プロのほうがちょっと音質が良かったように思うのだが、これは音を調整したからだろうか…?