彩の国さいたま芸術劇場『ヘンリー八世』再演

 彩の国さいたま芸術劇場で『ヘンリー八世』の再演を見てきた。2020年に初演を見ているのだが、あまり上演されない演目だし、阿部寛のヘンリー八世は当たり役だと思うし、また去年の5月以来彩の国シェイクスピアがなかったということもあり、また行ってきた。行く途中で落雷のため埼京線が停電して止まってしまったのだが、開演が15分遅れたのでギリギリ間に合った。

 全体的には初演の時とあまり変わらない印象である。とくに終盤はウルジー吉田鋼太郎)の運がどんどん下り坂になっていくのになんだか笑える箇所が多く、メリハリがあって良かった。あと、エリザベス2世が亡くなったばかりの時期に上演する芝居としてはおそらくふさわしいんだろうな…という気がした。