浮世絵の歴史を長いスパンでとらえる〜江戸博「大浮世絵展」

 江戸博で「大浮世絵展」(←いきなり音が出るけっこうひどい作りのサイトなので注意)を見てきた。浮世絵が形式を確立する前の風俗画の時代から、浮世絵の後の版画まで、かなり長いスパンで幅広く浮世絵の歴史をとらえるというもので、非常に勉強になる展示だと思う。

 一番良かったのは葛飾応為の夜桜の絵で、光と陰の精密な描写がまるで17世紀のオランダ絵画のように細やかだったと思う。応為の特集は今度太田記念美術館でもあるので是非行きたい。