イプセン

今回の連載記事はイプセンです

今回のwezzyの連載は「モテるお嬢様じゃないとヒロインになれないのか!と憤慨していた高校生の私~イプセン『人形の家』と『ヘッダ・ガーブレル』」です。イプセンのヒロインについて書きました。 ちなみに、この記事を書くのにいろいろ調べて、『ヘッダ・…

フェイクニュースと科学コミュニケーションの失敗~イプセン『民衆の敵』

シアターコクーンで『民衆の敵』を見てきた。言わずと知れたイプセンの有名作で、ジョナサン・マンビィ演出である。この演目は一度見たことあるのだが、その時は演出が気に入らなくて全然面白いと思わなかった…ものの、今回はとても良かった。 主人公は医師…

飲んだくれて踊ることもできない、不機嫌なヒロイン〜シス・カンパニー『ヘッダ・ガブラー』

シアターコクーンでシス・カンパニー『ヘッダ・ガブラー』を見てきた。言わずと知れたイプセンの有名作で、栗山民也演出、ヘッダ役は寺島しのぶである。 左側に大きな窓があり、右側に隣室への出入り口があるセットが組まれている。客席中央にせり出した角が…

妊娠の拒絶〜NTライヴ『ヘッダ・ガーブレル』

ナショナル・シアター・ライヴでイヴォ・ヴァン・ホーヴェ演出『ヘッダ・ガーブレル』を見てきた。 いかにもイヴォ・ヴァン・ホーヴェっぽい白い箱のようなセットでヘッダの家を表現しており、左端には女中さんが常駐しているという変わった空間設定の演出だ…

ちょっと美術に統一感が無い〜俳優座『人形の家』

俳優座で、西川信廣演出の音楽劇『人形の家』を見てきた。『人形の家』は今まで一度しか見たことがない。このプロダクションは音楽劇で、台詞はけっこうカットされていると思う。 演技はいいし、前半では明るい女性だったノラがだんだん人生の問題に直面して…

性革命と第二波フェミニズムの前に〜クルージュ・ナポカマジャール劇場『ヘッダ・ガブラー』

世田谷シアタートラムでクルージュ・ナポカマジャール劇場、アンドレイ・シェルバン演出『ヘッダ・ガブラー』を見てきた。ルーマニアのハンガリー語劇団である。 『ヘッダ・ガブラー』は今まで英語と日本語で一回ずつ見たことがあるのだが、これが一番面白か…

全然面白くなかった〜ティージースタン『パブリック・エネミイ 人民の敵』

シアタートラムでティージースタン『パブリック・エネミイ 人民の敵』を見てきた。ベルギーのオランダ語劇団で、演目はもちろんイプセンの『人民の敵』なのだが、まあ好みがあるのだろうが私は全く面白く無かった。 物語は温泉の水質汚染を告発しようとする…

崩れゆく陰鬱な家庭〜紀伊國屋ホール『幽霊』

紀伊國屋ホールでシーエイティプロデュース主催・製作、鵜山仁演出『幽霊』を見てきた。イプセンの有名作で、既に一度見たことがあるのであらすじはそちらを参照。 前回見たプロダクションはわりと白っぽくて広い北欧ふうなセットを使っていたのだが、このプ…

根本的なコンセプトに賛同できない〜shelf『ヘッダ・ガブラー』

渋谷のカミニートでshelfによるイプセン『ヘッダ・ガブラー』の上演を見てきた。とにかくつまらなくて、途中で二回ほど意識が遠のいた… まず、テクストの順番をバラバラにして、役者を特定の役に固定しないという実験をやっているのだが、正直この芝居でこれ…

医学は幽霊を殺すか?〜シアターコクーン『幽霊』

シアターコクーンでイプセンの『幽霊』を見てきた。森新太郎演出で、安蘭けい主演。イプセンは『人形の家』と『ヘッダ・ガブラー』は見たことがあるのだが、『幽霊』は初めて見た。 舞台は19世紀末のノルウェーのどこかの島。故アルヴィング男爵を祈念する孤…

オールドヴィック『ヘッダ・ガブラー』〜だから、完成された古典をちょっとだけいじるのは危険なんだってば

オールドヴィックで『ヘッダ・ガブラー』を見てきた。言わずとしれたイプセンの超有名作だが、この上演はブライアン・フリールが翻案しているもの。 で、私、この原作を高校の時に読んでなんかいけすかない美人が一人で悲劇ってる話だというようなおぼろげな…

論理的だけど正しくないvs非論理的だが正しい〜ヤングヴィック『人形の家』

ヤングヴィックでイプセンの『人形の家』を見てきた。言わずとしれた19世紀戯曲の古典だが、高校生の時に読んで以来観劇するのは始めて。高校生の時にはよくわからなかった男女の機微が非常にわかってしまってこんなにオトナな話だったんか…とびっくりした。…