ヘンデル

ピアチェンツァ市立劇場『アチ、ガラテアとポリフェモ』(配信)

ピアチェンツァ市立劇場による『アチ、ガラテアとポリフェモ』の公演を配信で見た。2020年11月15日に上演されたものである。指揮とチェンバロがルカ・グリエルミ、演出はジャンマリア・アリベルタである。ヘンデルが1708年に作ったイタリア語のカンタータで…

正攻法の豪華なヘンデル~『ロデリンダ』(配信)

METの配信でヘンデル『ロデリンダ』を見た。2011年に上演されたものの映像である。スティーヴン・ワズワースが演出、ハリー・ビケットが指揮をつとめている。 www.metopera.org ロデリンダ(ルネ・フレミング)はロンバルディアとミラノの王妃だが、夫のベル…

音楽はいいが、少し演出が地味かも~コーミッシュ・オーパー・ベルリン『セメレ』(配信)

コーミッシュ・オーパー・ベルリンによるヘンデル『セメレ』の上演を配信で見た。コンラート・ユングヘーネル指揮、バリー・コスキ演出で、2018年の上演を撮影したものらしい。台本は英語で、有名な王政復古期の劇作家であるウィリアム・コングリーヴによる…

ちょっと演出の基本コンセプトがグラインドボーンに似すぎでは…東京オペラシティ『リナルド』(配信)

東京オペラシティで上演された鈴木優人プロデュースオペラVol.2、バッハ・コレギウム・ジャパンの『リナルド』を配信で見た。ヘンデルのバロックオペラである。セミ・ステージ形式の上演というのは今回、初めて見た。 www.japanarts.co.jp 新型コロナが流行…

バランスが良く、メリハリのある上演~グラインドボーン『ジュリオ・チェーザレ』(配信)

グラインドボーンの『ジュリオ・チェーザレ』(別名『エジプトのジュリアス・シーザー』)を配信で見た。ヘンデルの有名作で上演回数も多く、本来であれば違う演出だが新国立劇場で4月にもこの演目が上演されるはずだった。これはデイヴィッド・マクヴィカー…

今見るとまったくシャレにならない、生き生きした諷刺オペラ~ヘンデル『アグリッピーナ』

METライブビューイングでヘンデルの『アグリッピーナ』を見た。2020年の2月末に収録された公演だということで、ニューヨークで舞台ができなくなる直前に撮られたものである。指揮はハリー・ビケット、演出はデイヴィッド・マクヴィカーである。 www.shochiku…

歴史ファンタジーオタク男子生徒の妄想爆発!グラインドボーン『リナルド』(配信)

グラインドボーンの配信でヘンデルのオペラ『リナルド』を見た。 www.youtube.com タッソの『解放されたエルサレム』を原作とする十字軍の物語で、十字軍がサラセン軍に勝利をおさめるまでを、英雄リナルドと将軍ゴッフレードの娘アルミレナの恋を交えて描く…

愛する人を失う悲しみ~ブリストル・オールド・ヴィク『メサイア』(配信)

ブリストル・オールド・ヴィクの配信で『メサイア』を見た。トム・モリス演出、ハリー・ビケット指揮で2017年に上演されたものらしい。古楽専門のイングリッシュ・コンサートが演奏を、同じくポリフォニーが専門の合唱団であるエレバス・アンサンブルが合唱…

もうその木と付き合っちゃえば?~ラインドイツオペラ『セルセ』(配信)

ラインドイツオペラ『セルセ』をオペラヴィジョンの配信で見た。ヘンデルのバロックオペラである。ステファン・ヘアハイム演出で2019年に上演されたものの映像だが、既にそれより前に別の劇場で同じ演出で上演されたことがあるようだ。 www.youtube.com タイ…

ヘンデル邸博物館〜なんとジミヘンもここに住んでいた!

ヘンデル邸博物館にも行ってきた。18世紀にヘンデルが住んでたらしい。 入り口がかなりわかりにくいところにある。 で、なんとこの家の上の階にはジミヘンが一時期住んでいたそうで、ジミヘンの特設展示やってた。たしかにジミヘンもヘンデルもイギリス外で…

捨て子養育院と18世紀芸術のつながり〜ファウンドリング博物館

ディケンズ家のあとはファウンドリング博物館へ。 ここは18世紀にトマス・コラムという慈善家が設立した捨て子養育院のあとを引き継ぐ形で建てられた建物に入っており、この捨て子養育院の歴史をたどるものである…というとかなり地味な博物館を連想すると思…

イングリッシュナショナルオペラ、ヘンデル『ジュリアス・シーザー』〜音楽は良いが演出が絶望的

イングリッシュナショナルオペラで『ジュリアス・シーザー』を見てきた。音楽は良いのだが演出が絶望的にひどかった。 話はシェイクスピアの『ジュリアス・シーザー』とは無関係で、コルネイユの『ポンペイの死』と同じあたりの話を扱っている(重点の置き方…