ファンダム

興味深いが、物足りないところも〜『n次創作観光 アニメ聖地巡礼/コンテンツツーリズム/観光社会学の可能性』

岡本健『n次創作観光 アニメ聖地巡礼/コンテンツツーリズム/観光社会学の可能性』(NPO法人北海道冒険芸術出版、2013)を読んだ。n次創作観光 アニメ聖地巡礼/コンテンツツーリズム/観光社会学の可能性posted with amazlet at 14.01.21岡本 健 NPO法人北海道冒…

60年代、ビートルズとその無垢なファンダム〜『愛しのフリーダ』

ビートルズ及びアップルの秘書として11年間働いたリヴァプール出身の女性、フリーダ・ケリーの話をまとめたドキュメンタリー映画『愛しのフリーダ』を見た。 フリーダは大変口が堅く忠実な秘書だったので、最近まで全くビートルズのことを口外せず、60年代に…

SNSの時代のファンダム、企業、草の根政治運動を記述する〜ヘンリー・ジェンキンズ、サム・フォード、ジョシュア・グリーン、Spreadable Media: Creating Value and Meaning in a Network Culture「ひろげられるメディア:ネットワーク文化で価値と意味を創る」

Henry Jenkins, Sam Ford, and Joshua Green, Spreadable Media: Creating Value and Meaning in a Networked Culture 「ひろげられるメディア:ネットワーク文化で価値と意味を創る」(New York University Press, 2013)を読んだ。こちらにオフィシャルウェ…

ヘンリー・ジェンキンズ、Textual Poachersの改訂増補版が届いたよ!

Henry Jenkinsの古典的なファンダム研究書であるTextual Poachers: Television Fans and Participatory Cultureの20周年記念改訂増補版が出たのだが、それが数日前にアマゾンから家に届いた。わざわざアマゾンUSAで予約注文したもの。 基本的に本文はまあ20…

Tiffany Potter, ed. Women, Popular Culture, and the Eighteenth Century(『18世紀のポピュラーカルチャーと女性』)〜大衆文化史に興味ある人は必読!

Tiffany Potter, ed. Women, Popular Culture, and the Eighteenth Century (University of Toronto Press, 2012)を読んだ。18世紀イングランドの大衆文化と女性の関わりをかなりまんべんなく扱った論文集で、ポピュラーカルチャーの歴史に興味ある人は必読…

ピーター・バーク『ヨーロッパの民衆文化』

Peter Burke, Popular Culture in Early Modern Europe, 3rd ed. (Ashgate, 2009)を読んだ。 これは1978年に初版が出て、私が読んだのは改訂版なのだが、初版は翻訳されているようだ。 この本は初期近代ヨーロッパの大衆文化について知るための基本書で、15…

これは翻訳されるべき。Henry Jenkins, Convergence Culture

序論と結論だけ読んでずーっとほっといていたHenry Jenkins, Convergence Culture: Where Old and New Media Collide(New York University Press, 2006)をやっと通読・読み直した。 とりあえずこれはファン研究の本としては同じ著者の作品で今年新版も出るTe…

Girls and Digital Culture(「女子とデジタル文化」)学会二日目まとめ

昨日に引き続き、Girls and Digital Culture(「女子とデジタル文化」)学会ツダりのまとめ。ただし全部のセッションには出られなかった。Girls and Digital Culture (「女子とデジタル文化」)学会二日目まとめ

Girls and Digital Culture(「女子とデジタル文化」)学会一日目まとめ

本日はこちらに参加してきた。 Girls and Digital Culture: Transnational Reflections on Girlhood 2012(「女子とデジタル文化」)学会 とりあえずツダったのでまとめた。 Girls and Digital Culture (「女子とデジタル文化」)学会一日目まとめ リサ・ナカム…