美術館

「生誕120年 棟方志功展 メイキング・オブ・ムナカタ」

国立近代美術館で「生誕120年 棟方志功展 メイキング・オブ・ムナカタ」を見てきた。正直なところ、自分はあまり棟方志功が好きではないのでは…という気がした。コレクション展でやっている「女性と抽象」は桂ゆきとかが出ており、けっこう良かった。

「テート美術館展 光 ― ターナー、印象派から現代へ」

国立新美術館で「テート美術館展 光 ― ターナー、印象派から現代へ」を見てきた。激混みだったのだが、内容は充実しており、光の使い方に特徴のある作品をかなり広い時代にわたって展示している。途中で展示されていたターナーがアカデミーの教材用に自分で…

「怪談物のつくりかた ─役者の芸と仕掛けの世界─」展

国立劇場の伝統芸能情報館で「怪談物のつくりかた ─役者の芸と仕掛けの世界─」展を見てきた。古い文献資料はもちろん、仕掛けなども展示されており、小規模な展示だた大変面白かった。 展示ポスター 蝦蟇の着ぐるみ。 骸骨と焼酎火。 九尾の狐。 化け猫の手…

駒場博物館「近代ロンドンの繁栄と混沌」展

駒場博物館で「東京大学経済学図書館蔵ウィリアムホガース版画(大河内コレクション)のすべて 近代ロンドンの繁栄と混沌」展を見てきた。学生時代はここで働いていたが、久しぶりに行って来た。絵じたいは有名なものが多くて見たことがあるものも多かったの…

こまねこ公開撮影展

渋谷パルコで行われているこまねこ公開撮影展を見てきた。公開撮影ブースの他、これまでのドワーフの作品の登場キャラクターの展示も見られる。 DIY女子のロールモデルことこまちゃん どーもくんとうさじい まくまくん

「ウェス・アンダーソンすぎる風景展:あなたのまわりは旅のヒントにあふれている」

「ウェス・アンダーソンすぎる風景展:あなたのまわりは旅のヒントにあふれている」に行って来た。これはウェス・アンダーソンの映画っぽい風景写真を集めた展覧会で、もともとそういうインスタのコミュニティがあり、本も出ている。たしかにウェス・アンダ…

「ゲリラ・ガールズ展 ~『F』ワードの再解釈:フェミニズム !」

渋谷のパルコ1階で「ゲリラ・ガールズ展 ~『F』ワードの再解釈:フェミニズム !」を見てきた。とても狭いスペースで展示も少ないが、いろいろ入手困難なジンなどが売られている。ポストイットで声をシェアするボードもある。 パルコ前展示スペース外部 www.t…

Bunkamuraザ・ミュージアム「マリー・ローランサンとモード」展

Bunkamuraザ・ミュージアム「マリー・ローランサンとモード」展に行って来た。ローランサンとファッションがテーマで、モードのほうは同時代のココ・シャネルが主である。有名なローランサンによるシャネルの肖像画も来ているし、舞台衣装用の絵なども展示さ…

「マリー・クワント展」

Bunkamuraザ・ミュージアムで「マリー・クワント展」を見てきた。ヴィクトリア&アルバート博物館で行われた展覧会の巡回である。ドキュメンタリー映画もだいたい同時に公開され、クワントの業績が展覧会と映画、両方でわかるようになっている。いろいろスウ…

早稲田大学演劇博物館「Words, words, words.―松岡和子とシェイクスピア劇翻訳」

早稲田大学演劇博物館で「Words, words, words.―松岡和子とシェイクスピア劇翻訳」展と「村上春樹 映画の旅」展を見てきた。どちらもけっこう良かったのだが、ただシェイクスピア展については、人名のパネルにはフリガナが必要ではと思った。

「アーツ・アンド・クラフツとデザイン ウィリアム・モリスからフランク・ロイド・ライトまで」展

府中市美術館で「アーツ・アンド・クラフツとデザイン ウィリアム・モリスからフランク・ロイド・ライトまで」展を見てきた。壁紙から本までいろいろなものが出ており、アメリカのものなどもある。とくにアメリカでアーツ・アンド・クラフツの影響を受けた製…

松濤美術館「装いの力―異性装の日本史」展

松濤美術館で「装いの力―異性装の日本史」展を見てきた。古代から現在まで、日本における異性装を神話や芸能などさまざまな観点から解説したものである。いろいろ面白いところはあるのだが、ただ全体的にちょっと掘り下げが少なく、薄い印象も受けた。第8章…

「ロバート・キャパ セレクト展:もうひとつの顔」

神戸ファッション美術館で「ロバート・キャパ セレクト展:もうひとつの顔」を見てきた。戦争写真はもちろん、著名人を撮ったものとか日本の仏像を撮ったものなどもある。また、コレクション展の「フランス文学が誘う街とファッション-19世紀後期から20世紀…

国立西洋美術館「自然と人のダイアローグ」展

国立西洋美術館のリニューアル記念展である「自然と人のダイアローグ」展を見てきた。ドイツのフォルクヴァング美術館の収蔵品と国立西洋美術館の収蔵品を、自然と人をテーマに展示したものである。フリードリヒ、モネ、ゴッホなどひとつひとつの作品はけっ…

「特別展アリス―へんてこりん、へんてこりんな世界」展

「特別展アリス―へんてこりん、へんてこりんな世界」展を見てきた。ルイス・キャロルの『不思議の国のアリス』と『鏡の国のアリス』についての展示で、書簡などの手稿や写真、その後のマーケティング展開や受容なども含めていろいろ多角的に見せてくれる展覧…

「水木しげるの妖怪 百鬼夜行展~お化けたちはこうして生まれた~」展

六本木ヒルズで「水木しげるの妖怪 百鬼夜行展~お化けたちはこうして生まれた~」を見てきた。東京シティビューの展望スペースで開催されている展覧会である。水木しげるの妖怪に関する画業をいろいろ解説した展示で、どういうところからインスピレーション…

「スコットランド国立美術館 THE GREATS 美の巨匠たち」

東京都美術館で「スコットランド国立美術館 THE GREATS 美の巨匠たち」を見てきた。ジョシュア・レノルズやベラスケスなどをはじめとして、小ぶりだがけっこう良い絵がきている。また、ショップが充実しており、マーマレードとかショートブレッドなどが買え…

三菱UFJ信託銀行「ピーターラビットの世界」

東京駅前の三菱UFJ信託銀行で「ピーターラビットの世界」を見た。

「メトロポリタン美術館展 西洋絵画の500年」

国立新美術館で「メトロポリタン美術館展 西洋絵画の500年」を見てきた。ニューヨークのメトのヨーロッパ絵画部門が改修中だということで、かなり有名な作品が来日している。ルネサンスからポスト印象派までまんべんなく展示があり、カラヴァッジョ、フェル…

「ミロ展ー日本を夢みて」

渋谷の文化村で「ミロ展ー日本を夢みて」を見てきた。ミロと日本文化のかかわりに焦点をあてた展示である。ミロが影響を受けたと思われる日本の美術工芸品とミロの作品をあわせて展示するもので、日本の書みたいな絵なども来ている。ミロはかなり旅先などで…

抽象絵画の先駆者~『見えるもの、その先に ヒルマ・アフ・クリントの世界』(試写、公開前注意)

『見えるもの、その先に ヒルマ・アフ・クリントの世界』をオンライン試写で見た。スウェーデンの女性画家で、カンディンスキーやモンドリアン以前に抽象絵画を描いていたが全く知られていないヒルマ・アフ・クリントに関するドキュメンタリー映画である。 w…

「出版120周年ピーターラビット展」

世田谷美術館で「出版120周年ピーターラビット展」を見てきた。 peter120.exhibit.jp ポター自筆の書簡などいろいろな展示品が来ており、かなり見応えがある。絵本として出る前のポターの絵手紙など、初期の史料も見ることができる。ポターがピーターラビッ…

「Museum of Mom's Art ニッポン国おかんアート村」

渋谷の公園通りギャラリーで「Museum of Mom's Art ニッポン国おかんアート村」を見てきた。 inclusion-art.jp おかんアートを展示するもので、作品じたいは女性のクリエイティヴィティが爆発する可愛くてエネルギッシュなものが多く、とても良かった。ただ…

金沢(6)石川近代文学館・石川四高記念文化交流館

石川近代文学館・石川四高記念文化交流館に行ってきた。同じ建物に入っており、石川近代文学館では「言の葉の緑と花-文学と植物<前編・冬から春へ>」展が実施中である。 建物の外観。 近代文学館のほうは、史料は泉鏡花、徳田秋声、室生犀星関連のものを…

金沢(5)国立工芸館「めぐるアール・ヌーヴォー展 モードのなかの日本工芸とデザイン」

国立工芸館で「めぐるアール・ヌーヴォー展 モードのなかの日本工芸とデザイン」展を見てきた。ミュシャやガレみたいなヨーロッパのアール・ヌーヴォーのアーティストが日本に与えた影響を見るものである。杉浦非水の作品などが多く展示されているのだが、た…

金沢(4)鈴木大拙館

鈴木大拙館にも行ってきた。鈴木大拙は金沢出身だそうで、その業績を記念するものである。学術的な業績紹介の他、大拙とネコのツーショット写真など、プライベートな資料も見られる。外には池のあるきれいな庭がある。 水鏡の庭。

金沢(1)金沢21世紀美術館

「フェミニズムズ / FEMINISMS」展と「ぎこちない会話への対応策—第三波フェミニズムの視点で」展を見るために金沢21世紀美術館に行ってきた。金沢に行くのは初めてで(学生時代から行きたかったが全然行けていなかった)、金沢21世紀美術館にはとにかく行か…

「LOVE LOVE スヌーピー展 ~Take Care with Peanuts~」

池袋の西武百貨店で「LOVE LOVE スヌーピー展 ~Take Care with Peanuts~」を見てきた。わざわざスヌーピーを環境保護とかと結びつけなくても…という気がしたのと、あと漫画のコマは日本語の訳の版にしたほうがいいのじゃないかと思った(引き延ばしたコマ…

「語りの複数性」展

渋谷公園通りギャラリーで「語りの複数性」展を見てきた。大森克己、岡﨑莉望、川内倫子、小島美羽、小林紗織、百瀬文、山崎阿弥、山本高之が出品している。障害のあるアーティストがかかわっている作品などもあり、感覚についていろいろな方向性でアプロー…

「明治大学とシェイクスピア」展

明治大学で「明治大学とシェイクスピア」展を見てきた。www.meiji.ac.jp 明治大学出身の演劇人とシェイクスピアのかかわりを紹介するもので、学生などがかかわっている展示である。ありがたいことに、私がShakespeare Studiesに書いたDull-Colored Popの『マ…