ヴェローナの二紳士

オールフィメール、やわらかめの落とし方〜Tokyo International Players『ヴェローナの二紳士』

Tokyo International Players『ヴェローナの二紳士』を見てきた。英語で上演する劇団で、120年もの歴史があるらしい。 このプロダクションで面白いのは、オールフィメールだということだ。『ヴェローナの二紳士』には最後にとんでもない展開があり、おそらく…

女たちのやさしさ〜彩の国さいたま芸術劇場『ヴェローナの二紳士』

彩の国さいたま芸術劇場で蜷川オールメール『ヴェローナの二紳士』を見てきた。 オールメールらしくセットや衣装はヨーロッパふうのものだ。大きな鏡を設置した舞台にはいろんな大道具が持ち込まれ、市場になったりお屋敷になったりとっかえひっかえ場面が変…

良くも悪くも、政治の季節〜『ヴェローナの二紳士』

日生劇場で宮本亜門演出のミュージカル版『ヴェローナの二紳士』を見てきた。これ、原作はかなり台本に問題があってひどい話なので、「楽しくて最高にハッピー」というキャッチコピーを見て非常に不安になっていたのだが、ちょっと不安どころじゃなかった。…

ハイリンド『ヴェローナの二紳士』〜もっと政治を!もっと権力を!

吉祥寺シアターでハイリンド『ヴェローナの二紳士』を見てきた。一言で言うと、頑張ってるとは思うが私は全く面白くなかった。 まず、この戯曲は非常に困った作品…というかそもそもストーリーがちゃんとできてないし台詞もシェイクスピアの後の作品に比べる…

バース日帰り旅行記〜風呂の文化論(3)

さて、16時半には観光地も全部しまってしまい、20時の芝居開演まで3時間半もあいてしまった。 考えられる選択肢としては、(1)お茶でも飲んで1時間半くらいぼーっとし、18時くらいから夕飯を食べる。 (2)せっかくバースに来たんだから、水着を買って風呂に入…